https://grapee.jp/40123 By - grape編集部お母さん子育て
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子育てに頑張っているママに贈る詩がとても共感できると話題になりました。それがこちら。
『今日』 (伊藤比呂美訳)
今日、わたしはお皿を洗わなかった
ベッドはぐちゃぐちゃ
浸けといたおむつは
だんだんくさくなってきた
きのうこぼした食べかすが
床の上からわたしを見ている
窓ガラスはよごれすぎてアートみたい
雨が降るまでこのままだとおもう
人に見られたら
なんていわれるか
ひどいねえとか、だらしないとか
今日一日、何をしてたの?とか
わたしは、この子が眠るまで、おっぱいをやっていた
わたしは、この子が泣きやむまで、ずっとだっこしていた
わたしは、この子とかくれんぼした
わたしは、この子のためにおもちゃを鳴らした、それはきゅうっと鳴った
わたしは、ぶらんこをゆすり、歌をうたった
わたしは、この子に、していいこととわるいことを、教えた
ほんとにいったい一日何をしていたのかな
たいしたことはしなかったね、たぶん、それはほんと
でもこう考えれば、いいんじゃない?
今日一日、わたしは
澄んだ目をした、髪のふわふわな、この子のために
すごく大切なことをしていたんだって
そしてもし、そっちのほうがほんとなら、
わたしはちゃーんとやったわけだ
(以下原文)
Today
Today I left some dishes dirty.
The bed got made about two-thirty.
The nappies soaked a little longer.
The odour got a little stronger.
The crumbs I spilt the day before
Were staring at me from the floor.
The art streaks on those window panes
Will still be there next time it rains.
For shame,oh lazy one you say
And "just what did you do today?".
I nursed a baby while she slept.
I held a toddler while he wept.
I played a game of hide'n'seek.
I squeezed a toy so it would squeak,
I pushed a swing,I sang a song,
I taught a child what's right and wrong.
What did I do this whole day though?
Not much that shows,I guess it's true.
Unless you think that what I've done
Might be important to someone
With bright blue eyes-soft blond hair,
If that is true,I've done my share.
この詩はもともと、ニュージーランドの子育て支援施設に張り出されていたもので、作者不明のまま世界中に広まったものだそうです。日本語訳は詩人の伊藤比呂美さん。
この詩を読みながら、産後すぐの、体力が戻らない身体で慣れない育児をしていた頃を思い出しました。
私は出産の時に出血が酷かったのもあり、貧血が酷く、一日の殆どを新生児の子どもと寝て過ごすこともありました。体調が優れないため、夫に仕事を休んでもらうこともしばしば。掃除はおろか、食事の準備もままならず、本当に「今日は何もできなかった…」と涙することも多い毎日でした。
その頃の自分に「そんなことないよ」とこの詩をプレゼントできたらなぁと、涙が出ました。
心が沈みがちな時は、出来なかったことより、出来たことを褒めるようにするだけでも、気持ちはスッと軽くなります。子育てに正解はないと言いますが、子どものことを大切に思っていれば全てが正解になるのかもしれませんね。
今まさに育児に奮闘しているママはもちろん、パパにもぜひ読んでほしい詩です。子育ては大変なことも多いですが、頑張りすぎず、楽しんでいきましょう。
感想;
生きているといろいろありますね。
周りからいろいろ言われる、中には非難や責められることもあります。
うつ病になると、本人は一生懸命頑張っていても、十分できなくて、周りから怠けていると言われることがあります。
前にいた会社でのことです。
その人は別の職場でした。
双極性障害でうつ病がひどくてしばらく会社を休みました。
少し良くなってきて、医者、会社の産業医、人事と話し合って、しばらく時短で復帰練習のための出社しました。
そうしたら、同僚から「仕事を怠けずにしっかりやって下さい。皆大変な思いをして仕事をしているのですから」とのメールを貰いました。
そのメールにどう対処するかを相談されました。
私は、返信案を送り、それを自分の言葉にされてはと送りました。
返信案は下記の内容を含んでいました。
・メールをくださった感謝
・仕事が大変ななかお休みいただいて申し訳ない
・うつ病で頑張りたいけど頑張れない辛い状況の説明
・早く治して復帰して迷惑をかけなくしたい
会社でも多くの人がうつ病など精神疾患で休んでいました。
上司が精神疾患に理解があるかどうかが大きいです。
そして同僚も。
周りから責められ辛いだけでなく、一番辛いのは自分自身ですから。
自分が自分を責め続けています。
せめて、自分が自分を責めることだけはしないことだと思います。
まずは生きているだけで十分だと思うことではないでしょうか。
蟻を見ていると、約半分は遊んでいるそうです。
なんと効率が悪いと思って、一生懸命働いている蟻だけ集めると半分遊ぶそうです。
一方遊んでいる蟻だけを集めると半分働きだすそうです。
つまり、予備群になっているのです。
人は病気や事故に遭います。
病気には身体と精神があります。
働けない人を切り捨てていたら、どんな社会になるでしょうか?
働けないときは十分休みそして心身を労わり、そして健康を取り戻して復帰する、そのような社会だからこそ、頑張れるように思います。
病気や事故に遭わず働けていることが一番ありがたいことだと思います。
働けない人を責めるより、自分が働けていることに感謝の気持ちを持ちたいです。
このことは自分が病気になって気づきます。
かつ病気は気づきのチャンスにもなります。
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子育てに頑張っているママに贈る詩がとても共感できると話題になりました。それがこちら。
『今日』 (伊藤比呂美訳)
今日、わたしはお皿を洗わなかった
ベッドはぐちゃぐちゃ
浸けといたおむつは
だんだんくさくなってきた
きのうこぼした食べかすが
床の上からわたしを見ている
窓ガラスはよごれすぎてアートみたい
雨が降るまでこのままだとおもう
人に見られたら
なんていわれるか
ひどいねえとか、だらしないとか
今日一日、何をしてたの?とか
わたしは、この子が眠るまで、おっぱいをやっていた
わたしは、この子が泣きやむまで、ずっとだっこしていた
わたしは、この子とかくれんぼした
わたしは、この子のためにおもちゃを鳴らした、それはきゅうっと鳴った
わたしは、ぶらんこをゆすり、歌をうたった
わたしは、この子に、していいこととわるいことを、教えた
ほんとにいったい一日何をしていたのかな
たいしたことはしなかったね、たぶん、それはほんと
でもこう考えれば、いいんじゃない?
今日一日、わたしは
澄んだ目をした、髪のふわふわな、この子のために
すごく大切なことをしていたんだって
そしてもし、そっちのほうがほんとなら、
わたしはちゃーんとやったわけだ
(以下原文)
Today
Today I left some dishes dirty.
The bed got made about two-thirty.
The nappies soaked a little longer.
The odour got a little stronger.
The crumbs I spilt the day before
Were staring at me from the floor.
The art streaks on those window panes
Will still be there next time it rains.
For shame,oh lazy one you say
And "just what did you do today?".
I nursed a baby while she slept.
I held a toddler while he wept.
I played a game of hide'n'seek.
I squeezed a toy so it would squeak,
I pushed a swing,I sang a song,
I taught a child what's right and wrong.
What did I do this whole day though?
Not much that shows,I guess it's true.
Unless you think that what I've done
Might be important to someone
With bright blue eyes-soft blond hair,
If that is true,I've done my share.
この詩はもともと、ニュージーランドの子育て支援施設に張り出されていたもので、作者不明のまま世界中に広まったものだそうです。日本語訳は詩人の伊藤比呂美さん。
この詩を読みながら、産後すぐの、体力が戻らない身体で慣れない育児をしていた頃を思い出しました。
私は出産の時に出血が酷かったのもあり、貧血が酷く、一日の殆どを新生児の子どもと寝て過ごすこともありました。体調が優れないため、夫に仕事を休んでもらうこともしばしば。掃除はおろか、食事の準備もままならず、本当に「今日は何もできなかった…」と涙することも多い毎日でした。
その頃の自分に「そんなことないよ」とこの詩をプレゼントできたらなぁと、涙が出ました。
心が沈みがちな時は、出来なかったことより、出来たことを褒めるようにするだけでも、気持ちはスッと軽くなります。子育てに正解はないと言いますが、子どものことを大切に思っていれば全てが正解になるのかもしれませんね。
今まさに育児に奮闘しているママはもちろん、パパにもぜひ読んでほしい詩です。子育ては大変なことも多いですが、頑張りすぎず、楽しんでいきましょう。
感想;
生きているといろいろありますね。
周りからいろいろ言われる、中には非難や責められることもあります。
うつ病になると、本人は一生懸命頑張っていても、十分できなくて、周りから怠けていると言われることがあります。
前にいた会社でのことです。
その人は別の職場でした。
双極性障害でうつ病がひどくてしばらく会社を休みました。
少し良くなってきて、医者、会社の産業医、人事と話し合って、しばらく時短で復帰練習のための出社しました。
そうしたら、同僚から「仕事を怠けずにしっかりやって下さい。皆大変な思いをして仕事をしているのですから」とのメールを貰いました。
そのメールにどう対処するかを相談されました。
私は、返信案を送り、それを自分の言葉にされてはと送りました。
返信案は下記の内容を含んでいました。
・メールをくださった感謝
・仕事が大変ななかお休みいただいて申し訳ない
・うつ病で頑張りたいけど頑張れない辛い状況の説明
・早く治して復帰して迷惑をかけなくしたい
会社でも多くの人がうつ病など精神疾患で休んでいました。
上司が精神疾患に理解があるかどうかが大きいです。
そして同僚も。
周りから責められ辛いだけでなく、一番辛いのは自分自身ですから。
自分が自分を責め続けています。
せめて、自分が自分を責めることだけはしないことだと思います。
まずは生きているだけで十分だと思うことではないでしょうか。
蟻を見ていると、約半分は遊んでいるそうです。
なんと効率が悪いと思って、一生懸命働いている蟻だけ集めると半分遊ぶそうです。
一方遊んでいる蟻だけを集めると半分働きだすそうです。
つまり、予備群になっているのです。
人は病気や事故に遭います。
病気には身体と精神があります。
働けない人を切り捨てていたら、どんな社会になるでしょうか?
働けないときは十分休みそして心身を労わり、そして健康を取り戻して復帰する、そのような社会だからこそ、頑張れるように思います。
病気や事故に遭わず働けていることが一番ありがたいことだと思います。
働けない人を責めるより、自分が働けていることに感謝の気持ちを持ちたいです。
このことは自分が病気になって気づきます。
かつ病気は気づきのチャンスにもなります。