フリーアナウンサー安藤優子(65)が24日、フジテレビ系「ワイドナショー」(日曜午前10時)に出演。自動車メーカー、ダイハツ工業の不正問題についてコメントした。
車両の認証不正により全車種が出荷停止となった。安藤は「すごいことなんです。全車種の出荷停止って。とんでもない規模。2兆円とも言われてるじゃないですか」。下請け企業などへの影響も大きく「いろんな部品を納入しているサプライチェーンも全部停止するわけです。とんでもない事態だと思います」と語った。
ダイハツ第三者委員会の報告書では「現場と管理職の間に断絶があった」とされたが、「(不正が続いた)30年間もコミュニケーションないっておかしくないですか? あまりにも不自然だと思いますよ。現場が声を上げても上が無視したのか、上が指示していたのか。いずれにしても、やりとりがなければ30年もシステムが続くはずがない」と内容に疑問を示した。
また「新しく入ってきた人は、これが普通なんだと思っていた可能性がある。入社前からそれが行われていたなら、現場に配置されてこのやり方が普通なんだと思ってきたかもしれない。この30年はとんでもないブラックボックス」と述べた。
感想;
第三者委員会の「現場と管理職の間に断絶があった」は下記のことを言っていると思われます。
・管理職が現場の実態を把握していなかった。
・管理職が現場に入って声掛けしていなかった。
・ラインの調子はどう?
・何か困ったことない?
・何か改善したいことはない?
・管理職が現場の優先よりも達成目標や期限を優先していた。
期限を遅らせられなかった。
・現場は「上に言ってもムダ」と思って相談しなかった。
・自分たちで管理職に怒られないためにの工夫(不正)をしていた。
目標を期日までに達成できないと、ボーナスの査定あるいは左遷などあったのでしょう。そのため上のご機嫌を取ることが優先し、安全が二の次になったのだと思います。
このようなことは開発現場や製造現場でよくあることです。
前に多くの自動車の製造で認定されていない検査員が試験していました。
これも同じです。
ダイムラーのジーゼルエンジンの排ガス不正は有名な話です。
下記はほんの一部で多くの会社が開発・製造で問題を起こしています。
今回の問題の大きさは、長かったことです。
経営陣は是正するチャンスがあったのを先送りしました。
それと安全に関する不正であり、安全への認識が低かったのです。
日産以外にも多くの会社が検査不正を行っていた。
多くは経営トップが現場に無理な計画を押しつけていたのです。
「心理的安全性」がなかったのです。
それと第三者委員会の報告にもありますが、不正なことができる仕組みだったということも大きな問題点でした。
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