幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

あの人がうつ病から抜け出せない最大の理由 「復帰に対する焦り」とどう付き合うか 

2016-03-22 06:41:15 | 生き方/考え方
http://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%e3%81%82%e3%81%ae%e4%ba%ba%e3%81%8c%e3%81%86%e3%81%a4%e7%97%85%e3%81%8b%e3%82%89%e6%8a%9c%e3%81%91%e5%87%ba%e3%81%9b%e3%81%aa%e3%81%84%e6%9c%80%e5%a4%a7%e3%81%ae%e7%90%86%e7%94%b1-%ef%bd%a2%e5%be%a9%e5%b8%b0%e3%81%ab%e5%af%be%e3%81%99%e3%82%8b%e7%84%a6%e3%82%8a%ef%bd%a3%e3%81%a8%e3%81%a9%e3%81%86%e4%bb%98%e3%81%8d%e5%90%88%e3%81%86%e3%81%8b/ar-BBqI0Fd?ocid=spartandhp#page=2 東洋経済オンライン
 うつ病に悩まされている人が後を絶たない。厚生労働省が3年ごとに全国の医療施設に対して行っている「患者調査」によれば2014年時点で、うつ病を含む気分障害で医療機関を受診している患者数は111万人と3年前から約16%も増えている。世界保健機関(WHO)の調査から推計すると、日本のうつ病患者は360万人から600万人いるという説もある。

 ルンドベック社(本社:コペンハーゲン)の「職場でのうつ病の影響調査」によると、うつ病による休職期間の平均は79日だ。ところが、実際は3年、5年経っても一向にうつ病から抜け出せない患者も多く存在する。

 彼らがいつまでもうつ病から抜け出せない理由はどこにあるのだろうか?心理カウンセラーとして多くのうつ病患者と接してきた経験から、筆者は「復帰に対する過剰な焦り」があると分析している。

 うつ病の治療に「焦り」は禁物だ。治療の際、患者は医師から回復や復帰を焦らないようにと指導される。家族についても焦りが増すような言葉は控えるよう指導される。ただ、これがかえって、うつ病を長期化させる原因にもなりうる。

 埼玉県に住む30代主婦、Uさんはパート先の人間関係からうつ病と診断された。Uさん夫婦には子供がおらず、義理の両親と夫の実家に4人で同居してした。そのため自宅で療養生活を送るのにもいくぶんか遠慮があったという。

 「早く治さなければ周囲に迷惑がかかってしまう……」。筆者と話をするたび、Uさんは口癖のようにそう言っていた。うつ病を早く克服するため患者会に参加するなど治療にも積極的だった。

 しかし調子が良くなるたび無理をし、症状がぶり返すというサイクルがもう5年も続いていた。「そんなに焦って治そうとしなくていいから、ゆっくり休みなさい」。主婦業とパートの復帰を焦るUさんを見て、夫も義理の両親もそう諭したという。

 一見、何の問題もない会話に聞こえるかもしれない。しかし当時、Uさんは筆者にこう語っていた。「本当は早く治ってもらいたいんだけど……と言っているように聞こえてしまうんです」

 うつ病患者の心理は複雑だ。自身が抱える不安や心配によって、他人の声が歪んで聞こえることがある。Uさんは、早く復帰して欲しい気持ちを「家族ぐるみで隠しているのだ」と真剣に思い込んでいた。

 「それは勘違いだから焦る必要なんてない」。夫が何度そう言ってもUさんは耳を貸そうとしない。それどころかますます復帰を焦るようになった。そして見聞きした情報を元に、様々な民間療法をかじっては止めるという生活がさらに2年続いた。

 「生きることを衝動的に諦めたくなった」とUさんは言う。Uさんは手持ちの睡眠薬をすべて飲み干し、救急車で病院に運ばれた。その事態をきっかけに、Uさんは短期入院することになった。それでも「早く家に戻らなければ……」と、焦りを止められなかったと話す。

 一方でこんな事例もある。都内に住むTさん(当時34歳会社員女性)は、職場の荷重労働が引き金になってうつ病になった。

 元々、主張するのが苦手で、きつい長時間残業もすべて受け入れていた。自分の体調を理由に仕事を休むなど言い出せない性格だ。もちろん病院に行って診断を受けるのにも抵抗があった。そのため最後は、夫が強引に病院へ連れて行き、うつ病と診断された。

 それ以来、自宅で療養する生活が始まった。しかし、やはり「早く職場に戻らなければ……」という焦りが止まらない。医師から「焦ってはいけない」と言われるたび、「その言葉で余計に焦ってしまう」と深刻な表情で訴えていた。

 うつ病の治療は投薬と休息が必須である。この休息とは心身両面の休息を指す。自宅で療養していれば体は休まるだろう。しかし、焦りがある限り、心は一向に休まらない。結果、Tさんは診断から8カ月経っても回復を見せなかった。休職を許された期限がどんどん迫り、Tさんはより焦りを募らせていた。

 困り果てた夫から、筆者が相談を受けたのはこの頃である。私は「本人と周囲による焦りの禁止」が、症状を助長していると見立てた。まず夫にTさんの焦りを禁止せず、「焦ってしまう気持ちを許してあげるよう」指示を出した。

 うつ病の治療過程では必ずと言っていいほど焦りが発生する。焦りというのは心理的な生理現象である。自分の意思でコントロールできる類のものではない。「汗をかくな!」と言われても止められないのと同じである。どんなに他人から言われようと「焦ってしまう」のだ。

 休職期間を満喫してゆっくり休めるような人はうつ病にならない。回復に対する焦りは「通過儀礼」ぐらいに思ったほうがいい。「焦りが増す期間も回復に向かうステップの一つ」そう定義付けた方が心理的には遥かに有益である。

 上記の説明に納得したTさんの夫は、彼女の焦りを咎めないよう注意した。「焦っても大丈夫だよ」と焦りを許すよう接し続けたのだ。次第に、Tさんが過剰な焦りを口にすることは減ったという。結果、相談を受けて3ヶ月後、Tさんは初めての減薬に至った。

 ご法度の焦りを、あえて許すというのは抵抗があるかもしれない。しかし、こういったパラドクスは心理の世界ではよく起きる。

 このパラドクスを、専門用語で「偽解決(ぎかいけつ)」と言う。「解決のつもりで取った行動が、より問題を大きくしてしまう」こういった「悪循環」とも言える現象は、日常生活でもよく目にする。

 「明日は早いから、もう眠らなければいけないのに……」。そう必死になればなるほど、目が冴えて余計に眠れなくなってしまう。こんな偽解決の代表例のような経験が、あなたにもないだろうか?

 うつ病の治療において焦りが禁物なのは間違いない。だからといって単純に焦りを禁止するのも正しくない。「焦ってはいけない」と言われると人は余計に焦るものだ。結果、症状が軽減せずうつ病が長期化するケースは少なくない。

 うつ病の治療において、この「焦りの偽解決」は要注意だ。本人も周囲もあえて焦りを許すことで、自然と無用な焦りは消えていく。まるで「とんち」のように聞こえるかもしれない。しかし、これが人間の心の動きなのだ。

 では、なぜ患者も家族も回復に対して過剰に焦るのか?筆者は、「うつ病」という定義がそれに影響していると分析している。「病気=異常な状態」という認識が、回復に対する渇望感を助長する。

 自分がうつ病だと知った患者は、決まってこれら2つの質問をすることが多い。まず「本当に治るのかどうか」という質問。もう一つが「いつ治るのか」という質問である。病気という言葉は必然的に、正常な状態に戻る可能性を期待させる。その結果、「完治」に対して焦りの気持ちが生まれてしまうのだ。

 しかし、うつ病の治療では完治ではなく、「寛解」という概念を使う。寛解とは、病状が落ち着き、日常生活に問題がない状態にまで回復したことを指す。がんの治療でよく使われる言葉だ。つまりうつ病の治療は、「病気の消失」がゴールではないのだ。

 驚くべきことに、うつ病治療では「完治を目指してはいけない」。支障なく日常生活を送ることができる寛解を目指すのが正しい治療である。「正常な状態に戻ろう」という過剰な焦りは何の利益もないことになる。

 喘息やアトピー性皮膚炎など、アレルギーの治療をイメージすると分かりやすい。筆者は、もともとひどいアトピーだった。アトピーを治そうと必死だった両親の下を離れて一人暮らしを始めて数日で、治療に対するストレスや焦りが軽減し、アレルギー症状が治まった経験がある。うつ病の治療においても、正常な状態に戻るよりも、日常生活でうまく付き合う方法を考えるべきである。

 「病気なのに治さない」という考えは、多少抵抗があるかもしれない。ただ、うつ病は「心のありよう」が症状に影響する病気である。うつ病をどう認識するか?によって回復の過程も変わる。完治を目指して治そうと焦るのを止め、寛解を目指して付き合い方を考える。無用なストレスや焦りが軽減し、症状が改善する可能性は十分にある。復帰に対して焦りを感じるなら、治ることから目を離してみてはどうだろうか?

感想;
何故焦るか。それを考えると、人に迷惑をかけたくない。悪く思われたくない。自分が良く思われたいと、自分のことに行き着くのではないでしょうか?
人に迷惑をかけても仕方がない。悪く思う人にはそう思われても仕方がない。良く思われようとしない。自分が今できることを精一杯しようと思う。自分のためよりも周りの人のために何かできないかと。その考え方の視点の変換が必要なのだと思います。

寝ようと思わば思うほど寝られません。ある精神科医が「寝ないといけないと思わない。身体を横たえているだけである程度身体は休まる。一晩寝られなくても何とかなる」と思うこと。それを実践するようになってから寝られない時も知らない内に寝ていることがあります。起き上がらずに、楽しかったことを思い出すようにしています。

<スピリチュアル>はなぜ流行るのか」 磯村健太郎著 ”宗教との違い”

2016-03-21 01:56:58 | 本の紹介
1)いまも「ほんとうのわたし」が見えず、自己変容をのぞんでいる
2)占星術などが自己確認と癒しの役目を果たしている
3)きゅうくつそうな「宗教」には魅力がないが、「スピリチュアル」にはひかれる

プライバシーの侵害を防ぐことで得られる安心が、孤独としてかえってくるのである。孤独はプライバシーの対価である。
「社会学の考え方」奥井智之著

「魂を満足させることを求める」社会 糸井重里氏

「シュヴィングの手法」
患者のかたわらにただ座ってみることにした。すると、それだけで患者と気持ちが通じるようになった。

「大きい変化は小さな変化から」
「できない、無理だ、と人は自己制限している。その固定観念をはずすと、とんでもない力が出てくるのです。無理だ、というところからはなにも生まれない。それを壊し、プラスイメージを描くことによって、無限の可能性が引き出され、人生はひらける」

江原啓之氏の手法
1)霊視により、相談者は江原氏に急速に信頼を寄せる(ラ・ポール=信頼関係の構築)
2)問題の遠因を過去の失敗・喪失・被害にもとめる(トラウマ理論)
3)問題を問題として感じている「ものも見方」そのものを変える(リフレーミング)
4)守護霊を引き合いに出すことで、相談者が孤独ではなく、解決能力を潜在的にもっていることを示す(エンパワーメント)

感想
宗教が絡まない魂のお話だと思うとわかりやすいように思いました。
精神次元、どう考えるかなんでしょうね。
”ソウルメイト”、”過去生”など今を幸せにできるような考え方をすることなのだと思います。



「夜回り先生 こころの授業」 水谷修著 ”子どものために新しいことへの挑戦を続ける”

2016-03-20 04:40:20 | 本の紹介
メールアドレスを公開してから、1年半で16万通のメールが子どもたちから届いた。電話もひっきりなしに鳴り続いている。
嬉しいメールの数も増えてきました。初期のころに関わった子どもたちからの現状報告のメールです。昨年二月に学校でのいじめから「死にたい」とメールを送ってきた高校三年生の女子生徒は、私の「人のために何かしてごらん」という一言で、高齢者の施設でアルバイトとして働く道を選びました。彼女からは、「今は元気です。たくさんのおじいちゃんやおばあちゃが私を必要としてくれてます。ありがとう先生」のメールが届きました。
親からの過度の期待で押しつぶされ、学校に通えずリストカットを繰り返していた昨年二月に中学三年生だった少女は、私のアドバイスで夜間高校に進学しました。彼女からは「友達いっぱいできました。まだ親はわかってくれないけど、人は人だよね。自分の幸せつくってます」というメールが来ました。

子どもたちと関わってみて思うことがあります。
一つは、ある程度の期間以上、精神科の投薬を受けている子どもたちに、私にできることがほとんどないということです。向精神薬や睡眠薬が、それ自体ドラッグであり依存性を持つことは、みなさんも知っていると思います。またこのような薬は鬱や自殺願望などの心の症状に対して、一時的に対処するためには有効でも、それらの心的症状のもとにある原因の解決にはならず、単なる対処療法として使用するものです。それを長期にわたって投与されている場合、それらの薬への依存やそれらの副作用にまで対処することが必要になり、医療の力でなくては対処できません。
もう一つは、これらの悩みを抱える子どもたちの多くが「自分病」だということです。気持ちが常に自分の過去と今に捕らわれていて、心がぱんぱんになり、その中でリストカットや自殺願望に追い立てられています。これらの子どもたちにとって、自分は最も哀しい存在であり、時とは自分のことは誰一人わかってくれず、みんなが自分を疎外していると思いこんでいます。意識がすべて今と過去の自分に向いてしまっています。これらの子どもたちに多くを語らせ、また多くを語ることは危険です。ことばは意識をさらに自分の中へと向かわせます。

優しさや愛は空気
なければ生きられない
でも、ふだんは見えない

空気感じるには
手を動かせばいい

優しさ感じるには
優しさ配ればいい

愛感じるには
愛を配ればいい

感想;
チャイルドラインなど子どもの電話はいくつかあります。
しかし、そこには電話せずに、水谷先生に電話やメールをしています。
水谷先生なら、自分のことを分かってくれる、助けてくれる、信頼してくれるとの気持ちがあるからなのでしょう。

子どもの電話だけでなく、チャイルドラインにメールもあると良いと思います。
いのちの電話もネット相談(メール)を開設しているセンターが10センターあります。
電話は50センターです。
これだけネット社会になり、若者が電話からメールに切り替わっているのに、受け皿が対応しきれていません。
きっと既存の社会は電話主体の人が力を握っているのでなかなか新しいことができないのでしょう。
新しい人は今やっている人からはなかなかできないと言われています。
力のある人は、今の専門を捨ててでも新しいことにチャレンジできる人なのでしょう。

水谷先生は子どもたちのために新しいことに日々挑戦されているのだと思いました。

阿川佐和子さん 「サワコの朝 前田美波里さん」 ”息子に恥じない生き方を目指して日々努力を”

2016-03-19 08:04:00 | 生き方/考え方
18歳で化粧品の顔に。ポスターが盗まれるほど。女優。68歳の今も現役のミュージカル女優。
20歳でマイク眞木さんと結婚。クロー眞木木さんを生まれた。7年後離婚。息子のために恥ずかしくない生き方をしようと思ったのがこれまでやってこられた原動力だと思う。
今日はこれから舞台。舞台は楽しい。身体を動かすのは良い。疲れは3日後に出るとか。孫が二人いる。

コーラス・ラインの中の「ONE」 人生を変えた舞台の曲。芸能界を辞めようかと思っていた時期。現役を退いてバレーの先生になろうとしている人の役。
頑張って稽古した。劇団四季が海外のミュージカルを初めてやる。これを落ちたら芸能界を辞めようと思った。そしたら落ちた。そこで稽古だけでも参加させてくれないか。浅利慶太さんが、「君のダンス力では無理だ。名前も通っているから恥をかく前に落とした」という気持ちだった。
役をもらったが、ダブル、トリプルキャストで、ダンスの上手い人がいた。どうしても舞台に立ちたくて。今でもその気持ちはある。

父はアメリカ人。母は日本人。父が帰るときに、母は祖父母を置いていけなくて、なくなく別れた。母は私を育てるために働き始めた。祖父は厳しく育てられた。小学校4年生のときにバレーを習いたい。バレーの世界に魅せられて。家にはお金がなくて。でもずっと見学していた。そしたら先生がやってみないかと言ってくれた。当時は金髪で差別を受けていた。でもバレーの世界では差別なく教えてくれた。バレーの練習が楽しく、居心地が良かった。“人に見られる”のは快感だった。台所のまな板で料理するより、ステージのまな板の上に立ったのが素晴らしいのを体感した。もちろん上がることもあるが、役柄と一体化していく。

結婚した理由があった。15歳の混血の子がとか言われた。早く芸能界を辞めて奥さんになろうと。そのときマイク眞木と出会った。全力で主婦業に打ち込んだ。家庭でパーフェクトでやろうと思った。そうしたら病気になった。“マイク眞木夫人”として芸能活動もした。歌ったり司会をしたりsた。夫は歌の先生で教えてくれた。”マイク眞木夫人“は借りてきた猫みたいで向いていなかった。調子が悪くなったときに、どうしても満足できない。自分から離婚を言い出した。27歳のとき離婚を決意した。父がいなくてとても辛い思いをした。離婚して子どもに辛い思いをさせたくなかった。会えなかった息子への思いがあった。マイク眞木から自分だけでは手に負えないから私に息子に会ってほしいと言われそれから会うようになった。息子への思いを舞台に注いだ。息子に恥ずかしいくないようにしたい。歌って踊ってダンスして。舞台「ステッピングアウト」の映像。還暦を過ぎても足を上げて踊っていた。還暦は自分で決めようと。健康には注意をとても払っている。筋肉トレーニングを40分、水泳を毎日など。すべて舞台のために。
ウエストに肉がどうしても付いてしまう。ウエストに肉を付かせない体操。壁に背を合わせて、両手を広げて上体を左右に動かす。35分~40分やる。

マイク眞木の「バラが咲いた」マイク眞木家と浜口家の家族みんなで歌った曲。そこに入れてもらった。向こうの奥さんとも仲良くしている。今の奥様がすてきだからできているかと思う。
息子が二人を合わせた結果。仲直りと言うより友達に。息子の力ですね。

感想;
劇団四季のオーデションに落とされても、何とかしがみついて道を切り開く。
バレーも諦めずにずっと見ている。
やりたい。やろうと思えば必死にやることなのでしょう。
必死だからこそ、周りが手を差し伸べてくれるのだと思いました。









怒る関経連「なぜ一地裁の裁判官が」 高浜原発差し止め  ”三権分立の基本”

2016-03-18 15:12:56 | 社会
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e6%80%92%e3%82%8b%e9%96%a2%e7%b5%8c%e9%80%a3%e3%80%8c%e3%81%aa%e3%81%9c%e4%b8%80%e5%9c%b0%e8%a3%81%e3%81%ae%e8%a3%81%e5%88%a4%e5%ae%98%e3%81%8c%e3%80%8d-%e9%ab%98%e6%b5%9c%e5%8e%9f%e7%99%ba%e5%b7%ae%e3%81%97%e6%ad%a2%e3%82%81/ar-BBqAT46?ocid=spartandhp 朝日新聞デジタル
 関西電力の高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の運転を差し止めた大津地裁の仮処分決定を、関西経済連合会の森詳介会長(関電会長)や角和夫副会長(阪急電鉄会長)らが17日、批判した。

 角副会長は17日、関経連の記者会見で「憤りを超えて怒りを覚えます」と切り出した。「なぜ一地裁の裁判官によって、(原発を活用する)国のエネルギー政策に支障をきたすことが起こるのか」と述べ、「こういうことができないよう、速やかな法改正をのぞむ」と訴えた。再稼働で電気料金が値下げされると、鉄道事業の電気代が年5億円安くなるとみていたという。

 森会長も同じ会見で、「値下げができなくなったことが関西経済に与える影響は小さくないと考えており、一日も早く不当な決定を取り消していただかなければならない」と話した。

 沖原隆宗副会長(三菱東京UFJ銀行特別顧問)も「理解できない」とし、佐藤広士副会長(神戸製鋼所会長)も「(大津地裁のように)裁判がいろんなところで次々に起こり、電気の安定供給に不安が出てくるのではないかと懸念している」と話した。(諏訪和仁)

感想;
三権分立であり、今回は行政のやり方に”待った”がかかったことになる。
「なぜ一地裁の裁判官によって、(原発を活用する)国のエネルギー政策に支障をきたすことが起こるのか」
原子力発電所は地方にあるので、地裁の判断がなされたことになる。
高等裁判所に上告することで上の裁判所での判断になる。
行政が独走しないように三権分立があるのではないでしょうか?
電気の安定供給ではなく、コストを下げての安定供給なのでしょう。
コストを下げることと、原子力事故が起きたことによる国家のコストとの判断が地裁で行われたと思う。
福島第一原子力は、日本の原子力発電所の中で、津波に一番弱いとのアセスメントがされていたとのことです。
ただ、10年後に廃炉が予定されている原子力発電所に100億円を投資して津波対策をするかとの判断で、100億円の投資はできないと判断した。
しかし、そのために数兆円を超えるコストがかかってしまっている。廃炉の目途も立っていない。
また、チャイナシンドロームが絶対起きないとの保証もない。
目先のコスト削減か国の安全かの判断を地裁が行ったと理解することなのでしょう。