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安倍政権の足を引っ張る昭恵夫人の「罪深き言葉」たち "昭恵夫人の影響力の大きさ”

2018-03-24 08:28:08 | 社会
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/安倍政権の足を引っ張る昭恵夫人の「罪深き言葉」たち/ar-BBKCAgd?ocid=spartandhp#page=2 文春オンライン 大山 くまお 2018/03/24

森友学園問題が一向に収まらない。国有地売却に関する決裁文書の改ざんの真相は一向に明らかにならず、国会は空転を続けている。一連の問題にまつわる言葉を振り返ってみたい。
◆ ◆ ◆
太田充 財務省・理財局長
「それは基本的に、総理夫人だということだと思います」
朝日新聞デジタル 3月19日
 19日の参院予算委員会で、財務省の太田充理財局長は、改ざん前の決裁文書に政治家ではない安倍昭恵首相夫人の動向について記載されていた理由について、「総理夫人だということだと思います」と述べた。質問を行った共産党の小池晃氏は「まさに国会議員以上に配慮しなきゃいけない存在だから決裁文書に登場した」と指摘。昭恵夫人の森友学園への深い関与が、忖度の原因となっているというわけだ。

 改ざん前の文書には、森友学園側から「安倍昭恵総理夫人を現地に案内し、夫人からは『いい土地ですから、前に進めてください』とのお言葉をいただいた」と伝えられたと記されていた。安倍首相は「妻に確認したが、『そのようなことは申し上げていない』と話している」と否定したが、説得力はない。なにせ、昭恵夫人は森友学園が運営する幼稚園で講演し、「素晴らしい小学校ができる」「籠池園長、副園長の熱い熱い教育に対する思い、お手伝いできれば」と述べるほどの森友学園の熱烈な支持者だったのだ。改ざん前の決裁文書には、籠池泰典前理事長が2014年4月に小学校予定地で撮影されたという昭恵夫人と並んで写っている写真を提示したとも記されていた。

「何かやろうとする時は利用していいよ」

安倍昭恵 首相夫人
「私には首相夫人という立場がある。何かやろうとする時は利用していいよ、と伝えています」
『週刊文春』3月29日号
 昭恵夫人はかねてから自分の肩書や立場を「利用していい」と周囲に繰り返し語ってきた。実際に利用した筆頭の存在が籠池氏だ。かつて安倍首相は「名誉校長に安倍昭恵という名前があれば印籠みたいに恐れ入りましたとなるはずがない」(朝日新聞デジタル 2017年3月6日)と語ったが、籠池氏は明らかに昭恵夫人の名前を「印籠」として使って近畿財務局を屈服させた。

安倍昭恵 首相夫人
「私に注目していただいて、その活動にも注目していただける。それが私の役割なのかな」
共同通信 2017年3月8日
 これは2017年3月に行われたイベントに出席した際の昭恵夫人の発言。自身の総理夫人という立場をよく理解していることがうかがえる。森友学園が設立しようとした小学校の名誉校長を引き受けたのも、世の中の目を森友学園に集めるためだったのだろう。昭恵夫人は森友学園で使用されていた教材を販売していた「鈴蘭会」でも名誉会長を務めていたが、そこでも「私の肩書を自由に使って」と話していた(朝日新聞デジタル 2017年3月9日)。

安倍昭恵 首相夫人
「後悔したり、先に起こることを心配したり、恐れたりするのではなく、日々の瞬間を大切にしたい」
日刊スポーツ 3月18日
 森友学園問題が国会で紛糾し、野党からは昭恵夫人の国会招致を求める声があがっているが、当人はどこ吹く風。3月17日には愛知県の福祉関係のイベントに出席し、意味深な発言を行った。これからもどんどん言いたいことは言うし、やりたいことはやるという宣言のように見える。
 これには安倍政権に近い産経新聞も苛立ちを隠せない。3月21日朝刊に「拝啓 安倍昭恵さま」と題したコラムを掲載し、昭恵夫人が「政府・与党内だけでなく安倍首相を支持する層にも疑問符を広げ、政権の足を引っ張りつつある」として行動の自粛を求めた。昭恵夫人は近畿財務局の職員の自殺が明らかになった3月9日の夜、銀座で行われた知人のパーティーに出席していたことが明らかになっている。
麻生太郎 副総理兼財務相
「だいたい昭恵さんから始まったことだろ」
『週刊文春』3月29日号
 責任論、辞任論が飛び交っている麻生太郎副総理兼財務相の苛立ちも募っているようだ。麻生氏は森友学園問題の影響で、アルゼンチンで開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議への出席を見送った。完全に“安倍夫妻のとばっちり”だ。麻生氏は以前から「だいたい昭恵さんから始まったことだろ」と漏らしていたという。
 また、安倍政権は今年度の予算が成立したところで麻生氏を辞任させる動きを見せているが、麻生氏自身は「なんで、安倍晋三、昭恵夫妻のせいで俺が責められ、辞めなくちゃいけないのか」と怒り心頭に発しているとのこと(AERA dot. 3月18日)。安倍首相と麻生氏の蜜月の終わりも近い。

安倍晋三 首相
「昭恵には怖くて聞けないんだよ」
『週刊文春』3月29日号
 昭恵夫人に関することは首相側近といえども立ち入ることはできず、常に安倍首相を通して返事を聞くことになっているが、ある案件について返ってきた安倍首相の答えがこうだったという。
 籠池氏と昭恵夫人の関係について安倍首相も全ては把握していないのだろう。普通の夫婦だって配偶者の交友関係をすべて知っているわけではない。ましてや超多忙な夫と勝手気ままな妻のこと。「私や妻が関係していたということになれば、首相も国会議員も辞める」と言ってしまった手前、「怖くて聞けない」という気持ちは少し理解できる。首相が聞けないのなら、国会にお呼びしてみんなで聞いてみるのはどうだろう。

財務省を一方的に悪者に仕立て上げる自民党議員の暴言

太田充 財務省・理財局長
「それはいくらなんでも、それはいくらなんでも、ご容赦ください」
MBS NEWS 3月19日
 文書の改ざんについて、財務省を一方的な悪者に仕立て上げようという動きも進んでいる。3月19日の参院予算委員会で質問に立った自民党の和田政宗議員は、太田充理財局長が民主党政権時代に野田佳彦首相の秘書官を務めていたことを取り上げ、「増税派だからアベノミクスを潰すために、安倍政権を貶めるために意図的に変な答弁してるんじゃないですか」と投げかけた。“個人攻撃”のような質問に、それまで淡々と答弁していた太田理財局長も怒りを露わにして反論した。
 和田氏は「財務省は自民党にも官邸にも嘘をつき通した」「政治側にはやましいことは一つもない」とも断言している。また、「党や官邸が指示して隠蔽の扉をこじ開けなければ、財務省内部で完全に書き換えの事実は隠されていたかもしれません」とも言っていたが、改ざんの事実を暴いたのは和田氏が記事の信憑性に疑問を投げかけ続けていた朝日新聞である。和田氏の質問については、20日の衆院財務金融委員会で麻生太郎財務相が「その種のレベルの低い質問はいかがなものかと、軽蔑はします」と強い言葉で批判した(朝日新聞デジタル 3月20日)。
 22日には、近畿財務局でこの取引が「安倍事案」と呼ばれていたことが明らかになっている。局内では「『安倍事案』で自分たちだけでは判断できない」「官邸筋や本省から理不尽なことをやらされている」と語られていたという(しんぶん赤旗 3月22日)。はたして本当に「政治側にはやましいことは一つもない」のかどうか。23日に続き26日に行われる野党と籠池氏の接見、そして27日に行われる佐川宣寿前国税庁長官の証人喚問以降の展開が注目される。

自殺した近畿財務局職員の父
「まあ、おそらく政治家の上のほうの人らは、これ(自殺)ぐらいのことは、何とも思うとらんのでしょう。ハハハ」
『女性自身』 3月22日号
 自殺した近畿財務局職員の父が取材に応えた。涙をこらえながら「それ(書類の改ざん)がいちばんいやだったんでしょう。とにかく、真っ正直一本の男でしたから」と語った後、関与を否定する昭恵夫人、安倍首相に対して「ああいう人はどんな神経しとるんかなと」と疑問を投げかけ、最後は上記のように言いながら乾いた笑いを見せたという。安倍首相には「なぜ改ざんされたのか、しっかり解明する責任が私にはある」(ロイター 3月19日)という自身の言葉のとおり、責任をもって全容を「しっかり解明」してもらいたい。

感想
昭恵夫人でなかったら、近畿財務局も相手にしなかったのだと思います。
影響があったからこそ、決裁書に昭恵夫人の名前や発言された言葉が記載されていたのでしょう。

それにしても、過去の発言集をよくまとめられたと思いました。

阿川佐和子さん「サワコの朝 浅田真央さん」 ”ステキな真央ちゃん!”

2018-03-24 08:08:08 | 生き方/考え方
今一番嵌っていること。大人の塗り絵にはまっている。100本の色鉛筆を持っている。
引退からちょうど1年。
スケーターと呼んでください。
1990年生まれ。5歳でれ姉と一緒にスケートを始めた。小さい時に3回転ジャンプを3回続けて成功して注目された。
バンクーバーオリンピックでは銀メダル獲得。「深夜12時過ぎてからのポテトチップは初めてやりました。幸せでした」。

宇野昌磨選手が「浅田真央さんがいらっしゃらなかったらスケートを始めていなかった」と。5歳の時、私がスケートをしているところへおかあさんといっしょに来て、「ホッケーか、スケートどっちにしようか迷っている」と言われたので、「ぜひスケートを」と言った。
弟のように見守っていた。オリンピックに出られ、銀メダル取れて嬉しい。

1曲目、ディズニー「ダンボ(ケイシー・ジュニア)」 初めて出た5歳の大会で出た時に使った曲。よく覚えている。
一歩でスーと滑れる。5歳でスピンもできるようになった。母から「言ったらすぐにできる」子だったと言われていた。

元々クラシックバレーを3歳からやっていて、足首を鍛えたいのでスケートをやった。私はスケートの方が良かった。新しい技ができるようになるのが嬉しかった。大会に出てメダルなど貰えるのも嬉しかった。
怪我はほとんどなかった。できるだけ大会に出た。
15歳でグランプリファイナルで優勝した。
変わらないですね(サワコ)。この頃は元気で、4分半滑っても疲れなかった。年と共に疲れるようになった。練習で滑る回数が減って行った。
トリノオリンピックには何カ月か年齢が足らないので出られないのは分かっていた。自分はバンクーバーだと思っていた。特別にとの話もあったが、ルールなので、悔しいとは思っていなかった。もちろん出られたら嬉しいけど。

銀メダルを取った気持ちは、2位がすごく悔しかった。私の方が上よと思う気持ちはあったけど、誰が見ても1位になるようにしようと思っていた。オリンピックの屈辱はオリンピックで返そうと。トリノオリンピックでは、スケート人生であそこまで落ちることはなかった。最低順位(SP16位)だった。翌日のFSで世界に感動を与えた。見てるだけで手に汗を感じる。精神状態も限界で、「やるしかない。やるべきことはやってきた。自分を信じるしかない」と。曲を聴いたらら自然と身体が動き出した。トリプルアクセルが飛べてやれるかもと思った。

20歳の時、最愛の母が亡くなった。母と一緒に暮らしていた。ジャンプも一からやり直そうと思っていた時期と重なった時で辛かった。

選手生活から解放され、深夜のポテトチップやチョコレートを食べられて幸せだった。5~6kg増えた。料理教室に通った。食べることも作ることも好き。選手時代は蒸し物が多かった。お酒は飲んでも酔いつぶれることはなかった。強いのかな? 女優は無理です。歌手は無理です。自給自足をすることが最終的な夢。自然農法とか猟師の人とか。すべてやりきった時に山に入って暮らしたい。

今年の5月からアイスショーをプロデュース。5月は新潟から始まって10カ所。「フィギュア―スケートは高いけど、皆さんに来て欲しいので安くしています。ぜひ皆さんお越しください」。

メリーポピンズのプロデューサーと出会った。メリーポピンズの曲は「真央が元気になる曲を滑って欲しい」と振り付けの先生に貰った。「自分で表現して欲しい」と。

2曲目、引退直後のアイスショーでの演技曲。心に響きました。
「Wind Beneath My Wings」。振り付けの先生から貰った。
風で飛び上がることができる曲。私が皆さんの応援(風)で私が滑ることができたと思っている。
羽生結弦選手が4回転半を滑ると言っており、どんどん高度になってきている。

自分が何をしたか、何を滑りたいか、自由なフィギュア―スケートができている。お客さんに来てもらって喜んでもらえるスケートをしていきたい。

感想
スケート選手としての自己管理は大変だったと思います。
ものすごい努力と練習があったのでしょう。

スケートショーという新しい活躍の場に全身全霊で取り組まれているのが伝わってきました。
スケートだけでなく、女性としてもとてもステキな方との印象をさらに深めました。

「1年目から無理なく年収1000万円稼ぐ 企業1年目の教科書」今井孝著 ”著者はメルマガからスタートし、ノウハウ集を販売”

2018-03-23 09:41:08 | 本の紹介
・成功している人は、大きな目標に到達するための細かな階段を作っている。
・最初の一歩を踏み出す。
・リスクを取らずにスタートする。
・まず時間を確保する。
・いつでも復活できる条件を作る。
・商品開発に他人を巻き込む。
・スキル不足を回数で補う(ベテランが1回でうまくいくのなら、ビギナーは10回やり直せばいい。
・「最後には満足してもらう!」という姿勢に、お客様は満足してくれる。
・最初の1件を大事にする。
・接近戦にする(顧客に近づく)。
 ・お礼の手紙を出す。
 ・お礼の電話をする。
 ・わざわざ会いに行って、詳しい説明をする。
 ・メールが来たら、電話をかけて返事をする。
 ・ちょっとしたプレゼントを持って会いに行く。
 ・モニターの感想を聞くために、わざわざオフィスに足を運ぶ。
・今日1日の仕事に集中する。
・チャンスには乗ってみる。
 他の人が躊躇していて、うまくいくかわからないときに始めるからこそ、それはチャンスになる。
・人に頭を下げる。

他人に貢献するためにビジネスを楽しむ

感想
熱意を持って、進んでいくことなのでしょう。
その熱意が協力者を生み出していくのだと思います。
利益を目的にするのではなく、他人に貢献する、それが結果として利益に結び付くのだと思います。

「消される」可能性、自殺の連鎖も…古賀茂明が「森友疑惑」に直言  ”日本をおかしくしないのは一人ひとりの思いと行動”

2018-03-22 09:25:25 | 社会
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/「消される」可能性、自殺の連鎖も…古賀茂明が「森友疑惑」に直言/ar-BBKxuyh?ocid=spartandhp#page=2 AERA dot.松岡かすみ 2018/03/22
 今、霞が関では、安倍首相に逆らうことは役人としての“死”を意味するかのように受け取られている。逆らえば、左遷は当たり前、辞職してからも個人攻撃で社会的に葬られる恐れもある。逆に、安倍首相に気に入られれば、人事で破格の厚遇を受ける。だから官僚は、首相に媚びようと必死になる。
 官僚視点で考えると、そもそもなぜ正式文書にあそこまでの詳細を記載したのかが解せない。記載すれば相当問題視される話で、普通の官僚なら絶対に書かない。やはり最初の段階から、現場レベルでは相当におかしな仕事をやらされているという感覚があったのでは。近畿財務局長といえば本省のエリート官であるし、当然、本省の意向に沿って事を進めたはずだ。
 佐川氏も最初は、本件にどう対応するか、相当悩んだはず。真実を話したら、自分が潰される。ならば、政権や事務次官に「恩を売ろう」という官僚的心理が働いたのだろう。しかし辞任に追い込まれた今、「自分が生け贄にされる」という感覚になっているのでは。心配なのは、重要な人物の証言が得られなくなり、真相が闇に葬られること。最悪の場合、元昭恵夫人秘書・谷査恵子氏が、大使館というある種の治外法権ゾーンで「消される」可能性だってあるし、自殺の連鎖が起きるかもしれない。
 ほころびが出始めた今、これから「佐川は極悪人だ」という政府発の情報が出てくるだろう。品性や人格を疑うような話も飛び出すかもしれない。政府はそこで「(佐川氏が)まさかこんなことをする人だったとは」と、またしても被害者面して見せるのだろう。
 状況を打破する展開があるとすれば、谷氏と田村嘉啓国有財産審理室長(当時)の証言。そもそも、この2人がやりとりをするなんて異例中の異例。財務省の官僚は、他省庁の役人より格上。ノンキャリはキャリアよりもはるか下の存在で、年次も1年違えば虫けら同然という序列社会。その中で、経産省ノンキャリの課長補佐クラス(当時)の谷氏からの問い合わせに、財務省のキャリア管理職が丁寧に回答している。これが昭恵夫人案件だったから可能になったのは明白だ。
 この状況でも安倍政権が続くことになれば、日本の行政は完全に終わり、政権にすり寄って生きるしかない。何としても、安倍首相退陣で完全リセット。それ以外に方法はない。
(本誌・松岡かすみ)※週刊朝日  2018年3月30日号

感想
日本は情報開示の低い国になっている。
https://kaikore.blogspot.jp/2017/08/freedom-of-press-in-japan.html

真実が国民に明かされない国。
国が税金を使って、個人の調査をして圧力をかけようとしている国。
やはり、問題には問題だ!と声を上げないと、ますます日本はおかしくなっていくのではないでしょうか?
ワンマン社長の一企業ならまだしも、国です。
第二次世界大戦は、国民が望まないのに戦争になり多くの人が亡くなって逝きました。
そんな日本には二度としたくないと思います。
亡くなって逝った人の思いでもあると思います。
叔父がガダルカナル島の戦闘で亡くなりました。
生きていたら、家族に、社会にたくさん貢献できたでしょう。
それをしたかったと思います。

財務省「公文書」改竄 何が官僚たちを「官邸のイエスマン」に変えたのか?  ”佐川氏が何を大切にされるか”

2018-03-21 09:08:00 | 社会
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/財務省「公文書」改竄-何が官僚たちを「官邸のイエスマン」に変えたのか%ef%bc%9f/ar-BBKuijS?ocid=spartandhp#page=2 AERA dot. 大平誠,村上新太郎 2018/03/21

「忖度」や「慮り」という言葉遊びのレベルはとうに過ぎた。文書を改竄してまで守ってくれた最強官庁の職員は自殺や不審死を遂げ、責任者たるエリート官僚は証人喚問に追い込まれた。
 学校法人森友学園への国有地売却に絡む決裁文書が改竄された疑いがあることを朝日新聞が報じてから10日後、財務省が事実として認めた。そもそも昨年2月9日、やはり朝日新聞が、払い下げ価格が近隣国有地の10分の1という法外に安い価格だったことを報じたのが全ての始まりだった。それから1年余、いろいろなことが起きた。

●完全にひっくり返った
 安倍昭恵首相夫人が建設予定だった小学校の「名誉校長」と紹介されていたが、首相は早い段階でこの土地売却について、「私や妻が関与していたら首相も国会議員も辞める」と国会で答弁。それに呼応するように、財務省の佐川宣寿理財局長(当時)は、全て適法に処理した上で、森友学園側との交渉記録などは廃棄し、「売却価格を提示したこともないし、先方からいくらで買いたいと希望があったこともない」などと答弁した。同学園の籠池泰典理事長(同)は小学校の設置認可申請を取り下げ、国会の証人喚問を経て同7月には妻とともに大阪地検特捜部に国の補助金を巡る詐欺容疑で逮捕、起訴され勾留されたままだ。佐川氏は国税庁長官に「適材適所」として栄転した。
 だが、改竄の発覚で180度ひっくり返った。旧大蔵省の解体につながった、証券会社などからの接待汚職事件(ノーパンしゃぶしゃぶ事件、1998年)など、不祥事は幾度かあったが、根本的に構造が異なる。
「総理大臣を守るためにインチキをやっているとすれば、次元も重みも全く違う。個人の汚職ではなく、政治体制の問題ですから。官僚は与党のシンクタンクであることは否定しませんが、それは政策に限ったこと。政局のサポーターには絶対になってはいけない。それを分かっていながら安倍首相は保身のために財務省を巻き込み、佐川氏がそれに協力したという図式でしょうか。安倍首相は弾劾を受けて然るべしです」
 こう断言するのは旧大蔵官僚として主計畑を歩み、官房長官秘書官を2度務めたあと政界に転身、蔵相と財務相を務めて2012年に引退した藤井裕久氏だ。佐藤栄作政権時代の竹下登官房長官秘書官当時にはこんなことがあったという。

●「政局とは距離を置け」
「田中角栄さんと組んで裏で佐藤降ろしの画策を始めようとした竹下さんは、私にこう言いました。『ここから先は政局の世界なんだ。もう君、帰っていいよ』と。それで私は巻き込まれずに済んだ。『政局とは距離を置け』と大蔵省の先輩にも言われたし、師である後藤田正晴元副総理にも『役人は公正中立でなくてはならない。そのためには政局に乗っかったらおしまいなんだ』と叩き込まれました。だから当然後輩にも伝えてきたし、役人にとっては身に染み付いた常識なんです」
 政局への関与という禁忌にからめ捕られ、公文書改竄にまで組織を導いた「主犯」は誰なのか。ひとり佐川氏という「能吏」に負わせて済む話ではあるまい。元大蔵官僚(97年入省)で法政大学教授の小黒一正氏は、佐川氏の理財局長時代の国会答弁のニュアンスに注目する。
「佐川さんの答弁がどんどん強い言い切り口調になっていった。その過程に何があったのか不思議です。局長クラスなら『現時点で把握する限りにおいては』『提出している以外の書類はないものと認識しております』という具合に留保条件をつけるのが常です。総理の答弁書と異なり、局長の答弁書は基本的に内部のみでもんでセットしますから。あの答弁を見た官僚経験者はみな『大丈夫なのかな』と感じたはずです」

 実はこの佐川氏や安倍首相の国会答弁の原稿に関わったとみられる理財局国有財産業務課の係長が1月29日に自殺とみられる不審死を遂げている。3月7日に自殺した近畿財務局の職員と合わせ、2人が尊い命を落とした背景は、徹底して究明されなければならない。

●「忖度」の水準を超えた
 今回の書き換えについて小黒氏は「国家財政や税制を担う誇り高い財務官僚を含め、通常の行政官が『忖度』で対応できる水準を明らかに超えている。何らかの政治的な圧力があった可能性もある」として、続けた。
「書き換えの前後の文書を見比べると削除箇所も多いし、物理的に何人もの行政官で詰めないとできないでしょう。決裁規則上は近畿財務局の中で閉じている文書が多いですが、本省に相談したことは明らかにしているので、書き換えは本省でも詰め、本省が指定して、近畿財務局でやったのかもしれない。いずれにしても数字のミスや事実関係の訂正でもなく、財務省が決裁文書を書き換えたことは今でも信じられません」
 新旧OB2人がそろってショックを隠せない、誇り高き財務官僚の「組織的犯罪」。14年5月に新設された内閣人事局が、各省庁の審議官級以上の幹部職員の人事を握ったことが、官僚たちを「官邸のイエスマン」に変えたのか。藤井氏が言う。
一極集中の同心円だと社会は悪くなる。複数核がある楕円形の論理が社会をよくする道。大平正芳元首相はこう言われていた。至言だと思います」
 こうしたOBの怒りに対し、佐川氏は国会の証人喚問で何を語るか。政府関係者によると、「捜査中なので何も言えない」に終始するしかないという。

●次は「麻生支配」なのか
 だが、世論や野党の追及は続き、綱渡りの政権運営は確実だ。自民党幹部は「安倍3選は完全に消えた。重鎮はすでに見切っている。出馬すらできないだろう」と言い切る。
「ポスト安倍」では岸田文雄政調会長が最有力とみられていたが、世間の知名度は一向に上がらず、「岸田総裁では選挙で勝てない」(自民党閣僚経験者)と、永田町では評判が芳しくない。
 その半面、復権の可能性が出てきたのが、12年の総裁選で党員票のトップだった石破茂・元地方創生担当相だ。注目度で他を引き離す小泉進次郎・党筆頭副幹事長が「石破応援で全国行脚するようです」(同)。
 改竄疑惑が報じられた翌3月3日、安倍首相は都内ホテルにある会員制ジムで汗をかいていた。居合わせた、安倍家と旧知の財界人が語る。
「すぐにいなくなり、2時間以上戻ってきませんでした。いつもより不在が長かったですね。母の洋子さんは、よく私に『相談事はいつも私のところ。最近は愚痴ばかりで、困ったものよ』と、こぼしています」
 前出の政府関係者は、「総理は麻生氏の言いなりのようで、次に誰が総裁になろうが、『麻生支配』でしょう。渦中の麻生氏が新キングメーカーになるとすれば、実に皮肉です」と、冷ややかだ。(編集部・大平誠/ジャーナリスト・村上新太郎)
※AERA 2018年3月26日号

感想
佐川氏の喚問が27日に決まったそうですが、「捜査中でお答えできません」との答弁になるのでしょうか?
まさに、佐川氏が”何を大切にされるか”なのでしょう。
今も安倍首相、麻生財務相のために発言されるかどうか?
お二人とも佐川氏を国税庁長官になったとき、適材適所、優秀な人材と評価されていました。
ところが今や、麻生財務相は”佐川”と呼び捨てです。
そして、全てを佐川氏一人でやったと責任を押しつけています。
歴史に刻まれる”佐川氏の評価”をご自分をどうされるのでしょう。
国民のためにご自分が何ができるか、の視点で今行動できるかでしょう。
それはまさに、”何を大切にされるか”だと思います。