平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

GOLD わたしにはメロ子はいません!

2010年07月16日 | ホームドラマ
★何と言ってもリカ(長澤まさみ)が可愛い。
・来客用のアイスティを自分のノドが渇いていたからと言って注文する。←欲望のまま。
・妊娠話を聞いてアイスティを持つ手が震える。←わかりやすい!
・買い物脳の話を聞いたらふくらまして小芝居をする。←すぐに調子に乗る。
・すぐに言いくるめられる。
 「愛より必要なものはお金です~」
 「すみませ~ん。私にはメロ子はいません」
・父娘の絆のやりとりにもらい泣きする。

 「ホタルノヒカリ2」の蛍(綾瀬はるか)も可愛いが、この作品のリカも可愛い。
 しかもラストに自分の意見を言ってビシッ!と決める所も同じ。
 今回は恋愛の別れの時には相手に「いい恋愛をした」と思わせて別れるべきと主張した。
 それに対し悠里(天海祐希)からは「グッジョッブ! それが男の人品」と言ってほめられた。
 優秀な上司によってダメダメOLが成長していく話はOLものの常道だが、奇しくも今期「ホタルノヒカリ2」と「GOLD」でうまく描かれた。
 上司とかけ合い漫才みたいなことをするのも同じ。
 この両作品を比べて見るのも面白い。
 かたや「部長~っ」だし、かたや「社長~っ」だし。


★第二話の物語的には、妊娠はウソで、脅迫してお金を巻き上げようとしている父娘に、相手の手の内を知っている悠里がどう対応するかがポイント。
 悠里としては相手の事情をすべて知っているわけすからね、どの様な形でも対応できる。
 妊娠がウソだというカードを切ればいい。
 視聴者としてはどこでそのカードを切るかが興味になるわけだが、最後の最後まで切らないで(視聴者の予想を裏切って)相手に言わせてしまった所が見事。
 悠里としては、父娘がその後ずるいことをして生きる人生を送らない様にするために敢えてそうしたらしい。
 悠里はプロ棋士や将棋差しがそうするように、常人よりもはるか先を読んで行動しているんですね。
 ああくればこうする、こうくればああする。決してその場限りの近視眼的なものでなく、しっかり先のシナリオを作っている。
 相手がお金を受け取ってしまったら、その後どんな人生を送るかも考えている。

 この様に先が見えすぎる聡明な悠里だが、子供たちに関してはどうなのだろう?
 GOLDを獲らせることに固執し過ぎていて見えなくなっているのか?
 それとも子供たちに関しても先の先を読んでいるのか?
 悠里の人物像。
 今回リカちゃん人形マニアだというのもわかったし、このことがドラマのポイントになりそうである。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする