平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

衆議院選挙~自民党で本当にいいのか?

2012年12月13日 | 事件・出来事
 衆議院選挙、自民党が優勢で過半数を越える勢い……
 確かに民主党が頼りなくて、以前に政権を担っていた自民党に任せたいというのはわかるけど、果たしてそれでいいのだろうか?

★総額200兆円の国土強靱化計画
 これって儲かるのは建設業界だけ。
 たとえば、高速道路や新幹線が通って地方は潤ったのか?
 中央高速のトンネル事故のように建築物にはメンテナンスが必要。新しく造ればまたメンテナンス費用が増える。
 田中角栄の時代じゃないんだから。また国の借金が増えるということにならなきゃいいけど。

★金融緩和~インフレ
 インフレになって物価が上がって苦しむのは庶民。
 その分、給料が上がればいいんですけどね、実感として企業が賃金をアップしてくれる雰囲気はない。
 あるいは金融緩和で儲かるのは、輸出企業と株などの資産を持っている人たち。
 輸出企業も、下請け中小工場に儲かった分をまわしてくれればいいのだけれど、果たしてそんなことをしてくれるのか?
 納める機械部品などの値段はそのままではないのか?

★原子力発電
 自民党は電力会社や原発で儲けている原子力ムラを守っている。
 なぜなら原発ゼロになれば、電力会社や原子力ムラが困るから。
 電力の自由化も彼らを困らせる。
 現在、電力会社は独占企業でやりたい放題。殿様商売の放漫経営。
 携帯電話がそうであったように、自由化すれば競争が起こり、もっと電気料金は安くなるのに。
 それに彼らは、福島の事故を見ればわかるとおり、いい加減でしょう?
 活断層が近くにある福井県・敦賀原発なんかも作っちゃってるし。

★憲法改正・国防軍
 日本を戦争のできる国にしたくてしょうがないらしい。
 戦争をやれば儲かるやつがいますからね。
 石原慎太郎氏はわかりやすくて反論もしやすいけど、安倍氏はおそらくしたたかにやってくる。

 まとめます。
 政治家は『国民』という言葉を使う。
 しかし、『国民』という言葉はすべての国民のことを言っているのではない。
 自民党の場合は、上に書いたように、大企業、建設会社、電力会社、経団連、資産家、中産階級でも上の方の人たち。
 それは自民党が、非正規雇用などで作り上げてきた<格差社会>を見ればよくわかる。
 すべての人間が納得する政策なんてないわけだし、庶民は庶民の意見を代表する政党に投票すべき。

 自分や子供や孫が、より厳しい格差社会に生きたり、放射能に汚染された空気を吸ったり、戦争に行くことを避けたいのなら、投票先は慎重に選んだ方がいい。


コメント (2)
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