平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

ジョン・レノン/イマジン~こんな時だから「イマジン」の歌詞を噛みしめる

2022年03月03日 | 事件・出来事
 右派の人たちはジョン・レノンの『イマジン』がお嫌いのようである。
 ウクライナの方々が「ウクライナ国歌」を歌って戦ったことを受けて、
「国民に勇気を与えるのは『国歌』である。『イマジン』では国を救えない」
 という論を展開。

 確かに国のために戦うのだから『国歌』は国民をまとめる手段として有効だろう。
 まあ、日本の場合は『君が代』だから戦意高揚にはイマイチだけど……笑

 そんな中、僕は敢えて『イマジン』を推したい。

 国なんてないって想像してみよう
 難しいことじゃないよ
 国や宗教のために殺し合ったり死ぬ必要もないよ
 想像してみよう
 すべての人が平和に暮らしている所を

 想像してみよう
 すべての人が今日のために生きていることを

 想像してみよう
 すべての人々が世界を共有している所を

 君は僕のことを夢想家というかもしれない
 でも、こう考えているのは僕だけじゃないと思うんだ
 いつか君もわかってくれたらいいな
 そうしたら世界はきっとひとつになれる

 …………………………

 圧倒的な暴力の前には、この歌詞の内容は無力かもしれない。
 それはジョン・レノンも認めている。
 でも、こう考える人が、1人、2人、3人、5人、10人、100人、300人、500人、1000人、1万人、10万人、100万人、1000万人、1億人、10億人になれば大きな力になる。
 現に世界各地で反戦運動の声があがっている。
 ロシア国内でもあがっている。
 こう考える人が世界の多数派になれば、おそらく世界から紛争や戦争はなくなる。
 今のウクライナでの戦争だって、ロシアとウクライナの兵士が「そうだよな」と思って武器を捨てれば戦争はたちどころに終わる。
 だから『イマジン』を簡単に否定したらいけないのだ。

 それは日本国憲法の9条にも言える。
 9条の考え方を世界に広めていけば、おそらく世界から紛争や戦争がなくなる。
 まあ、これも現実主義者から見たら、無力な思想かもしれない。
 でも憲法9条は人類の理想を謳ったもの。
 これを簡単に捨てたらもったいない気がする。

 こうした考え方は甘いかな?
 ジョンも語っているように、夢想家の戯言かな?
 でも、こだわりたい。
 現実を見ながら、一方で理想を忘れない。
 こうした姿勢が大切だと思う。
 なので、もう一度。

 国や宗教のために殺し合ったり死ぬ必要はないよ
 想像してみよう
 すべての人が平和に暮らしている所を
 想像してみよう
 すべての人が今日のために生きていること(all the people Living for today)を


※動画はこちら
 ジョン・レノン/イマジン(日本語訳)

コメント (6)
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