優子(永野芽郁)とみぃたん(稲垣来泉)、なんか怪しいなと思っていたら、やっぱりそうだった!←ネタバレになるので、こんなふうにしか書けない。
時系列はバラバラ。
いろいろなエピソードが断片で描かれる。
でも中盤、これらの断片が繋がって、ひとつの物語が生まれる。
ちょうどジグソーパズルがすべて埋まって、ひとつの絵が生まれるように。
だが、ジグソーパズルは全部埋まっていなかった。
終盤、新たなパズルの断片が見つかって、さらに感動的な物語が浮かび上がる!
僕は中盤とラストで二度泣きました!
ネタバレしないように書いたのは、ぜひこの作品を見て泣いてほしいから。
それにしても見事な作劇手法だ。
ラストですべての伏線が回収される!
ラストですべての登場人物が魅力的になる!
ラストで世界が愛でいっぱいになる!
……………………………………………………………………
すこし具体的にこの作品を語ろう。
普通、子連れの女性と結婚する時、男はためらう。
実際、結婚式当日に子供がいると梨花(石原さとみ)に言われた時、森宮壮介(田中圭)は驚き、ためらった。
だが、すぐに森宮はこんなことを言った。
「おかげで未来の楽しみがふたつになった。明日がふたつになった」
愛する対象がひとり増えて森宮はワクワクしたのだ。
それまでの森宮は東大を出て一流企業に勤めたが、何を目標に生きていけばいいか、わからずにいた。
だが、子供を得て、愛情を注ぐ幸せを得た。
それは彼の人生を「まぶしいくらいに輝いたもの」にした。
彼女には森宮の他にふたりの父親がいる。
実の父親・水戸秀平(大森南朋)。
梨花が再婚して得た二番目の父親・泉ヶ原茂雄(市村正親)。
そして梨花の三度目の結婚で得た父親・森宮壮介。
三人の父親たちは彼女を得たことで、満ち足りた日々を過ごした。
三人の父親に愛されて、彼女はやさしくて素敵な女性になった。
「わたしにはいろんな親の愛情がいっぱい詰まってるんだよ!」
愛を注ぐことは幸せ。
愛を注がれることも幸せ。
これで人生は素敵なものになる!
そして彼女の母親・梨花。
自由奔放で、どちらかというとマイナスイメージの女性だが、
実は梨花には秘密があって、それが明らかになった時、感動的なドラマが生まれる。
ラストは彼女の結婚式で終わる。
三人の父親が参列して、彼女は愛する夫のもとへ。
これでタイトルが回収された。
父親から夫へバトンは渡されたのだ。
※追記
今作の永野芽郁さんは魅力的だった。
永野さん本人も父親のいないシングルマザーの家で育てられたから、役への思い入れも大きかったのだろう。
本作で、第45回日本アカデミー賞 優秀主演女優賞、第64回ブルーリボン賞 主演女優賞を受賞。
※追記
原作は瀬尾まいこ著・文藝春秋刊。
2019年本屋大賞を受賞した。
時系列はバラバラ。
いろいろなエピソードが断片で描かれる。
でも中盤、これらの断片が繋がって、ひとつの物語が生まれる。
ちょうどジグソーパズルがすべて埋まって、ひとつの絵が生まれるように。
だが、ジグソーパズルは全部埋まっていなかった。
終盤、新たなパズルの断片が見つかって、さらに感動的な物語が浮かび上がる!
僕は中盤とラストで二度泣きました!
ネタバレしないように書いたのは、ぜひこの作品を見て泣いてほしいから。
それにしても見事な作劇手法だ。
ラストですべての伏線が回収される!
ラストですべての登場人物が魅力的になる!
ラストで世界が愛でいっぱいになる!
……………………………………………………………………
すこし具体的にこの作品を語ろう。
普通、子連れの女性と結婚する時、男はためらう。
実際、結婚式当日に子供がいると梨花(石原さとみ)に言われた時、森宮壮介(田中圭)は驚き、ためらった。
だが、すぐに森宮はこんなことを言った。
「おかげで未来の楽しみがふたつになった。明日がふたつになった」
愛する対象がひとり増えて森宮はワクワクしたのだ。
それまでの森宮は東大を出て一流企業に勤めたが、何を目標に生きていけばいいか、わからずにいた。
だが、子供を得て、愛情を注ぐ幸せを得た。
それは彼の人生を「まぶしいくらいに輝いたもの」にした。
彼女には森宮の他にふたりの父親がいる。
実の父親・水戸秀平(大森南朋)。
梨花が再婚して得た二番目の父親・泉ヶ原茂雄(市村正親)。
そして梨花の三度目の結婚で得た父親・森宮壮介。
三人の父親たちは彼女を得たことで、満ち足りた日々を過ごした。
三人の父親に愛されて、彼女はやさしくて素敵な女性になった。
「わたしにはいろんな親の愛情がいっぱい詰まってるんだよ!」
愛を注ぐことは幸せ。
愛を注がれることも幸せ。
これで人生は素敵なものになる!
そして彼女の母親・梨花。
自由奔放で、どちらかというとマイナスイメージの女性だが、
実は梨花には秘密があって、それが明らかになった時、感動的なドラマが生まれる。
ラストは彼女の結婚式で終わる。
三人の父親が参列して、彼女は愛する夫のもとへ。
これでタイトルが回収された。
父親から夫へバトンは渡されたのだ。
※追記
今作の永野芽郁さんは魅力的だった。
永野さん本人も父親のいないシングルマザーの家で育てられたから、役への思い入れも大きかったのだろう。
本作で、第45回日本アカデミー賞 優秀主演女優賞、第64回ブルーリボン賞 主演女優賞を受賞。
※追記
原作は瀬尾まいこ著・文藝春秋刊。
2019年本屋大賞を受賞した。
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