「推しの子」最終話。見事なストーリーテリングだった。
冒頭はJIF(ジャパン・アイドル・フェスティバル)でのB小町のライブ。
メインステージの人気ライバルが「かわいい子がいた」と言ってB小町に触れ、
3人のドルオタがB小町を語る。
視聴者ははやくB小町のライブを見合いのに見事な焦らし方だ。
そしてライブ。
視点は有馬かな(CV潘めぐみ)。
かなは、会場がMEMちょ(CV大久保瑠美)のサイリュームカラーの黄色一色で、
観客が人気インフルエンサーのMEMちょ目当てで来ていることを分析する。
パフォーマンスが進むにつれ、観客がルビー(CV伊駒ゆりえ)に気づくのを見て、
かなはルビーが「天性のアイドル」であることを認識する。
では自分は?
自分を見てくれる人はいない。応援してくれる人はいない。
このステージにいることの違和感でかなは引き裂かれる。
しかし──
会場にかなのサイリュームカラーの「ホワイト」が!!
そのサイリュームを振っているのはアクア(CV大塚剛央)だった!!
僕は何らかの形で、アクアがかなのために出て来るだろうなと予想していたが、
まさかこんな形で登場するとは!
これを見て、かなはアクアを夢中にさせてやる! と決意。
パフォーマンスの質も変わって、観客はかなにも注目し始める。
いやあ、実に見事な作劇だ。
ルビーに続いて、ついにかなもドルオタに見つかってしまった。
B小町がエース級のメンバーを揃えていることをファンに認知されてしまった。
…………………………………………
ライブ終わりは、面倒くさい女・かなとツンデレ・アクアのラブコメ。
かなは、アクアと黒川あかね(CV石見舞菜香)の交際が仕事上のものだと知って大喜び!
翌日、自分と話をするためにアクアがぴえよんになったことを弄って、またまた大喜び!
落ち込んだり、怒ったり、喜んだり、デレたり──感情の起伏が大きいところが、かなの魅力だ!
ふたりを見つめるMEMちょは黒川あかねの友だちでもあり、
この恋愛で、あかねとかなのどちらを応援していいか、困惑している。笑
ルビーは、かなの恋愛には気づいていないが、
心のねじくれたアクアと面倒くさくい有馬かなが合っていることは直感でわかっている。
ああ見えて、ルビーは結構、人の本質を理解しているのだ。
…………………………………………
そして物語は、『東京ブレード』という2.5次元の舞台の話へ。
これにはアクア、かな、あかねが出演する。
かなとあかねは子役時代からのライバル同士だったこともあってバチバチ!
これにアクアへの思いも加わって、バチバチはエスカレート!
特にあかね。
かなの口が悪いのはみんなが知っている所だが、あかねが豹変。
上から目線のかなに対して、
「もう役者、やめたのかと思ってたけど」
「そう言えばアイドルやってるんだっけ」←ここまで言うか?
有馬かなと仲よくやろうと諭すアクアには、
「仲よくなれるわけないでしょう?」
「有馬かながピーマン体操やってる時、わたしは必死に努力して来たの」
「積年の恨み晴らしてやる……!」←恐っ!
黒川あかねの魅力って、この二面性なんですよね。
普段はおっとりしているのに狂気を秘めている。
というわけで第1シリーズはここで終了。
番組最後で、第2シリーズの製作も発表された。
次のシリーズがこんなに楽しみな作品はない。
※関連動画
YOASOBI「アイドル」埼玉スーパーアリーナ(YouTube)
※会場、メチャクチャ盛り上がってる!
冒頭はJIF(ジャパン・アイドル・フェスティバル)でのB小町のライブ。
メインステージの人気ライバルが「かわいい子がいた」と言ってB小町に触れ、
3人のドルオタがB小町を語る。
視聴者ははやくB小町のライブを見合いのに見事な焦らし方だ。
そしてライブ。
視点は有馬かな(CV潘めぐみ)。
かなは、会場がMEMちょ(CV大久保瑠美)のサイリュームカラーの黄色一色で、
観客が人気インフルエンサーのMEMちょ目当てで来ていることを分析する。
パフォーマンスが進むにつれ、観客がルビー(CV伊駒ゆりえ)に気づくのを見て、
かなはルビーが「天性のアイドル」であることを認識する。
では自分は?
自分を見てくれる人はいない。応援してくれる人はいない。
このステージにいることの違和感でかなは引き裂かれる。
しかし──
会場にかなのサイリュームカラーの「ホワイト」が!!
そのサイリュームを振っているのはアクア(CV大塚剛央)だった!!
僕は何らかの形で、アクアがかなのために出て来るだろうなと予想していたが、
まさかこんな形で登場するとは!
これを見て、かなはアクアを夢中にさせてやる! と決意。
パフォーマンスの質も変わって、観客はかなにも注目し始める。
いやあ、実に見事な作劇だ。
ルビーに続いて、ついにかなもドルオタに見つかってしまった。
B小町がエース級のメンバーを揃えていることをファンに認知されてしまった。
…………………………………………
ライブ終わりは、面倒くさい女・かなとツンデレ・アクアのラブコメ。
かなは、アクアと黒川あかね(CV石見舞菜香)の交際が仕事上のものだと知って大喜び!
翌日、自分と話をするためにアクアがぴえよんになったことを弄って、またまた大喜び!
落ち込んだり、怒ったり、喜んだり、デレたり──感情の起伏が大きいところが、かなの魅力だ!
ふたりを見つめるMEMちょは黒川あかねの友だちでもあり、
この恋愛で、あかねとかなのどちらを応援していいか、困惑している。笑
ルビーは、かなの恋愛には気づいていないが、
心のねじくれたアクアと面倒くさくい有馬かなが合っていることは直感でわかっている。
ああ見えて、ルビーは結構、人の本質を理解しているのだ。
…………………………………………
そして物語は、『東京ブレード』という2.5次元の舞台の話へ。
これにはアクア、かな、あかねが出演する。
かなとあかねは子役時代からのライバル同士だったこともあってバチバチ!
これにアクアへの思いも加わって、バチバチはエスカレート!
特にあかね。
かなの口が悪いのはみんなが知っている所だが、あかねが豹変。
上から目線のかなに対して、
「もう役者、やめたのかと思ってたけど」
「そう言えばアイドルやってるんだっけ」←ここまで言うか?
有馬かなと仲よくやろうと諭すアクアには、
「仲よくなれるわけないでしょう?」
「有馬かながピーマン体操やってる時、わたしは必死に努力して来たの」
「積年の恨み晴らしてやる……!」←恐っ!
黒川あかねの魅力って、この二面性なんですよね。
普段はおっとりしているのに狂気を秘めている。
というわけで第1シリーズはここで終了。
番組最後で、第2シリーズの製作も発表された。
次のシリーズがこんなに楽しみな作品はない。
※関連動画
YOASOBI「アイドル」埼玉スーパーアリーナ(YouTube)
※会場、メチャクチャ盛り上がってる!
原作では、アクアが有馬かなを応援するところは、「端整な顔立ちのアクアが、3本のサイリウムを黙々と器用に振り回してオタ芸をかます」という意外性も含めたちょっと笑いの要素もある演出でした。
これは、生まれ変わり前のゴローが、どちらかというと三枚目的だったことも踏まえていると思います。
そういえば、かなとのキャッチボールの場面で、ゴロー?の独白ではありますが、ゴローとアクアの関係性についても触れていますね。
さて、原作マンガでは、アクアとルビーが、ゴローとさりなであることを、お互いに認識しましたが、これからどうなるんでしょうか。
原作の現在の展開では、演技でスランプに陥ったルビーに、かなが「自分が何者か把握することが芝居に不可欠」といったアドバイスをしていますが、ルビーにとっては「前世と今生で、自分がふたりいる」というややこしい状況なわけです。
ルビーとアクアが、さりなとゴローの関係に重なっていき、ルビーが「自分」をどう解釈して把握していくのか、そこまで行くかもしれません。
この展開、ただごとじゃありません。
見事にネタバレしてくれましたね。笑
まあ、アクアとルビーが、ゴローとさりなであることを認識することは想定内なので問題はないのですが。
2020さんはアニメ版を御覧になっていますか?
できればアニメの感想をうかがいたいです。
>できればアニメの感想をうかがいたいです。
もちろん、アニメも見てます(笑)。
このアニメは原作からの改変やオリジナル要素が少ないので、アニメの感想を書きながら、原作の感想も混ざってしまうんです、これも済みません。
今作は、音楽がうまくシンクロして、本当に傑作に仕上がってます。
たとえば「サインはB」の楽曲ですが、小泉キョンキョンの「なんてったってアイドル」を意識しているように聞こえます。見事なオマージュです。
原作のストーリーはだいたい分かってますけど、2部がどういう「化け方」をするのか楽しみです。
感想ありがとうございます。
ネタバレの方も大丈夫です。
アニメから入った者はいつ原作を読むかが迷うんですよね。
原作で先を知りたい気持ちもあれば、アニメを真っ白な所で楽しみたいという気持ちもあって。
2部は「東京ブレード編」
原作で一番面白い部分のようですね。
有馬かなVS黒川あかねの演技対決!
それはまさに「ガラスの仮面」のマヤと亜弓?
「サインはB」はライブでワクワクしているアイドルの気持ちを歌った、「なんてたってアイドル」のライブ版って感じですよね。
「オレも」といった合いの手も入っていて、ライブでは一番盛り上がりそうな曲です♪
「なんてたってアイドル」は秋元康作詞ですが、今の秋元康は「サインはB」みたいな詞は書けないのかな……。
ガラスの仮面はあまり読んでいないので分かりませんが、こっちの方が多分もっと生々しいのではないかと思います。
>「サインはB」はライブでワクワクしているアイドルの気持ちを歌った、「なんてたってアイドル」のライブ版って感じですよね。
なんてったってアイドルが出たときは衝撃的でした。まだ十代でしたが「ひょうきん族じゃあるまいし、アイドルがこんな歌やっていいのかよ?」と思いました。
アイドルが自身の虚構性を笑い飛ばしながら、その虚構性に乗っかって楽しんじまえという歌詞は、番組の舞台裏を露悪的に見せて笑い飛ばす「オレたちひょうきん族」があったからこそ、できたのではないかとも思います。ただ、それにしてもアイドルですからね、ずいぶん思い切ったものです。
なにしろ同じ頃のアイドルは「恋が南風に乗って走る」なんていう乙女チックな歌詞でしたし、それより数年前のアイドルだと「ジャパンのどこかに待ち人がいるはず」なんてロマンチックな歌詞もありましたが、キョンキョンのこれは「アイドルなんてつくりものだけど、とりあえず楽しければいいじゃない」というアタマのネジが外れたブッ飛びでした。
サインはBでは、会場(ハコ)が大きいとか小さいとかいった趣旨の詞がありますが、似たようなノリを感じます。
今やキョンキョンも読書家っぽくなって、独自の立ち位置を占めていますが、化けたものです。
「なんてたってアイドル」は今までのアイドル像・アイドルソングをぶち壊しましたよね。
小泉今日子さんと同じ82年組アイドルに「少女A」などの中森明菜さんがいますが、歌詞の変化はこのあたりが転機なのかもしれません。
その後はおニャン子クラブの「セーラー服を脱がさないで」ですからね。
>「アイドルなんてつくりものだけど」
これは「ウソはとびきりの愛だ」の星野アイに通じるものがありますね。
小泉今日子さんは政府に批判的な発言を頻繁にしていますね。