三月つもごり
はなもみな ちりぬるやどは ゆくはるの ふるさととこそ なりぬべらなれ
花もみな 散りぬる宿は 行く春の 古里とこそ なりぬべらなれ
三月の末日
花もみな散ってしまった宿は、去り行く春にとって古里ともいうべきものになっているようだ。
晩春になって桜も散ってしまった様子を、春にとっての古里になったととらえる機智ですね。
この歌は、拾遺和歌集(巻第一「春」 第77番)にも採録されています。
三月つもごり
はなもみな ちりぬるやどは ゆくはるの ふるさととこそ なりぬべらなれ
花もみな 散りぬる宿は 行く春の 古里とこそ なりぬべらなれ
三月の末日
花もみな散ってしまった宿は、去り行く春にとって古里ともいうべきものになっているようだ。
晩春になって桜も散ってしまった様子を、春にとっての古里になったととらえる機智ですね。
この歌は、拾遺和歌集(巻第一「春」 第77番)にも採録されています。