漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

古今和歌集 0714

2021-10-13 19:10:48 | 古今和歌集

あきかぜに やまのこのはの うつろへば ひとのこころも いかがとぞおもふ

秋風に 山の木の葉の 移ろへば 人の心も いかがとぞ思ふ

 

素性法師

 

 秋風が吹いて山の木の葉が色変わりするのを見ると、あの人も心変わりしはしないだろうかと思ってしまいます。

 「移ろふ」は色変わりと解しましたが、「散る」意とも取れますね。男性の素性法師が、女性の立場で詠んだ恋歌です。



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