ハノハノ福ちゃんとヤッコさんの ☆ALOHAブログ☆

ハノハノ陸上部&チームランファン北海道の活動と二人の日常をお伝えしています!

第24回サロマ湖100kmウルトラマラソン

2009-06-30 17:38:58 | ■ハノハノ福田のMAHALO日記

6月の北海道、気候が安定せず、日照時間が例年に比べて少ないとお天気お姉さんが言っていた。寒いサロマが予感されたが、6月後半から気温が上昇? もしかしたら今年のサロマは暑いのか? そんな声があちこちから聞こえていました。しかし、ウルトラの神はランナーに優しい。むしろ寒いほどの気温の中、3.500名を超えるウルトラランナーがスタート位置に整列している。

ハノハノ陸上部からはケンタ、ジェイク、ふじえちゃんが参加、監督でもある僕とヤッコさんは土曜日一睡もせずにPM23:00自宅を出発!! まだ暗いスタート地点「湧別町総合体育館」には予想より早い3時30分に到着した。

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AM5:00、朝霧の中、100kmの部スタート、ここからは選手とほぼ同じだけの距離をクルマ応援で走り廻ります。

5~6km地点を応援ポイントの最初と決めて、ハノハノブルー選手を待ちます。ここに、ケンタとジェイクが元気よく通過、大きな声援を送り、次の応援ポイントへ移動です。走っている人も驚く、瞬間移動です(笑)。

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元気なふじえちゃんも発見!! 最高の笑顔と美しいフォームで僕たちの前を通過して行きました。

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途中のエイドでジェイクと記念撮影!! さっさと走れ~って感じですが、これもウルトラの醍醐味?かな。

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スタートからゴールまでの100km区間で10か所以上の応援とサポートが出来ました。応援のスペシャリスト、自称沿道のマドンナ?ヤッコさんも大満足です。

そして、チーム内一番にゴールに飛び込んで来たのはジェイクとヤッコさん? タイムは共に「8時間03分」自己ベスト更新のオマケ付きです。

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2番にケンタが「8時間34分」でゴール!! 後半の失速から一度持ち直したが本人的には納得出来ない結果だと思います。しかし、レースを終えたケンタの目は次の目標に向かっているように僕には見えました。

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そして、フジエちゃんが「9時間38分」で見事にゴールテープを切ってくれました。これには感動、思わずヤッコさんと抱き合う姿が美しいです。でも、左手にはビールを持っている(笑)

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今回、初めてお会いし、親しくなった多くのウルトラマン達、札幌から参加していた多くのラン友達、最後に、果敢に攻めの応援が出来た自分たちに乾杯です。

宿泊した「悠林館」での1枚、オーナー、スタッフの皆さん、そして道外組みの皆さん、お世話になりました。来年、またお会いしましょう。

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最後に、サロマと言えば、僕には少し違った印象があります。昨年1月、47歳で旅立った走ることが大好きで、皆から信頼されていた「中村文彦」が今年のサロマに来ていました。生前から中村文彦と親しくしていた人物が、サロマを走ることを夢に見ていた彼の写真を持って来ていたのだ。しかも、約束をした訳でも無いのに、サロマ50キロ地点付近でバッタリ出会った。それだけでは無い、彼が生前愛用していたアディダスのサングラスを毎日持ち歩き、僕に会う日を待っていたと言う。彼のご両親が、形見分けで、サングラスは僕に渡して欲しいと託されていたそうだ。心臓に持病を持ちながら、練習距離は月間1.000kmに迫るほどの練習好き、だけど、大会に迷惑をかけてはいけないと、レースには参加していなかった彼だった。

本気で走れば、スピードもあり、持久力もあるスーパーマンでした。人前では、ゆっくり走り、回りに気配りながらの毎日の練習。だけど僕は知っている、3年前の夏、今日は心臓の調子が良いと言いながら、僕に真駒内の3.000mを挑んで来たことがありました。そして、その快速に驚き、レースに出られないにも関わらず、たゆまぬ練習で心も身体も鍛えられていた彼こそ本物のアスリートと実感した。そして、その2年後、彼は本当の神になりました。

札幌から遠く離れているサロマでの再会、サロマを夢見ていた中村文彦が僕にサロマを走れと言っているのだろうか。100kmを走り切る心と身体を作らなければなりません。合掌