スーパーパルサーのグリップ部分の換装、続き。
フロント部分の親指を置ける長さだけ残し、コルクを全てむしり取る。
その部分にリールシートとリアグリップ、そしてオリジナルのロゴ入りバットエンドキャップを再利用して接着する。
・・・と一気に書いているが、パーツを1つ接着するごとに最低1日は置いているのと、バットエンドキャップのセンターを出すのに何日か悩んだり、また例によって途中で . . . 本文を読む
今はもう会社もなくなってしまった「UFMウエダ」のスーパーパルサーというロッド。
先日中古で2本手に入れたのだが、いずれも純正の竿袋と、うち1本はアンティークなロッドケースが付いてきた。
2本とも相当使い込まれているが、傷み具合を見るとそれは雑に扱われたのではなく、本来の使い方で、けれど大切に使われていたことがよく分かる。こうしたロッドを引き継ぐのは本望というもの。
まずは1 . . . 本文を読む
先日ガイドラップとコーティングを済ませたキス竿。
バットエンドを接着し、竿袋を縫って完成。
そう言えば、使ったブランクのことに触れていなかったような気がする。
JustaceのSFT632M。ティップがカーボンソリッドの印籠継ぎ。もうひとつ下のMLにしようか、サバロの店頭で並べて触って悩んだのだが、まずは1本使ってみることにした。使うのが楽しみ。 . . . 本文を読む
あれこれ気が多いのは昔からだが、革よりもずっと長く触っているのが釣竿。ただ、同時並行の作業が苦手なくせに、閃くとまた別の竿用の材料を揃え、作りかけてはその前のを忘れていく・・・
今週久々に船のキスに行こうと思っていて、そう言えばと引っ張り出してきたのもそんな1本。グリップを接着し飾り巻きもしてから丸2年。あとはガイドを巻くだけだったのでちゃっちゃと済ませ、コーティングも2回目が終わって乾燥中。 . . . 本文を読む
タイガーラップ、その後。
コーティングを数回、両端に少し飾りを入れ、段差を消すべくさらにコーティング、で完成。
写真は真正面からだが、斜めから見るとまた見え方が違う。子供の頃、お菓子のおまけについていた、斜めから見ると絵が変わるやつ、みたいに。
百聞は一見に如かずというが、こうして初めてのことを試すのはいつも、多分一番楽しい。
・Tiger Wrap on SFT . . . 本文を読む
前回マルイカ竿を組んだ時に初めてタイガーラップにトライしたのだが、トラ模様はどこへやら、あえなく失敗したので再挑戦。
まず1段目。青・白・橙の3色(=スレッド3本)をまとめて巻いてコーティング。
(コーティング前)
(コーティング1回後)
前回はここですぐ2段目を巻いたのだが、それも敗因のような気がしていたので、試しにここで再度2段目を巻き、
白と橙を抜いてみる。
うーん・・ . . . 本文を読む
組みかけの竿の仕上げ、1本目は Orvis のフライ用、6フィートの3ピース。
ガイドを巻いたところで放置していたのをちゃちゃっとコーティングして完成。
同時期に買って先に完成させた4ピースの方は今は息子が使っていて、たまに写真だけが送られてくるのだが、今年はこの3ピースも出番がありそう。
続いて竿袋。
渓流や管釣り用には蜻蛉 . . . 本文を読む
何事も、慌ててやるのが好きではない。
正確に言うと、性格が性格ゆえ慌てるとロクなことがないので、常にこう自分に言い聞かせて自制しているところがある。加えて、熱しやすく冷めやすく、しかも気が多いときたもんで、気づくと組みかけの竿が山とたまる。
今日から束の間の夏休み。ざっと見て竿4本分あるのだが、さてどれから手をつけよう・・・
その前にまず珈琲でも淹れるとするか ☕ . . . 本文を読む
以前も書いたが、私は内田百閒の貧乏譚や失敗談が大好きである。大真面目でやっているのにうまくいかないから自分でもどうしようもないし、格好をつけても仕方ない。
マルイカ竿に取り掛かって約2ヶ月、とうとうやらかした。
穂先部分の長さは約60センチ、先端の一番細い部分の直径は0.35ミリ。ここに極小ガイドを配置するのだが、決して机上の計算通りにはいかないので、巻いては曲げ、解いては巻き、曲げてはまた . . . 本文を読む
マルイカ竿のグリップ部分。
赤と黒のスレッドを巻いた部分を一度コーティングし、その上からナイロンの緑とプリズマの赤を2本まとめて巻く。
そしてナイロンの緑だけを解けば、残ったプリズマスレッドがスリットとなり、下に巻いた赤と黒のスレッドが斑に浮き上がる。
すだれコリメータを思い起こさせるこのやり方(ちょっと違うか )。「タイガーラップ」という巻き方だが、この上からコーティングし、さら . . . 本文を読む
マルイカ竿の続き。
リールシートから下のグリップ部分に細工。
中央の赤黒く見える部分は、赤と黒のスレッドを交互に(実際は一度に二本)巻いてある。
この状態で一度コーティングしてから次の工程へ。 . . . 本文を読む
マルイカ竿のグリップ部分。
マスキングテープで径をあわせ、リールシート、コルク、そしてアルミーパーツを接着する。
ただそれだけの作業なのだが、綺麗に仕上げるのは意外に難しく、だから何度やっても楽しい。
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GWの休み中に投げ竿を組んだばかりだが、今度はこの竿。
マルイカというのはケンサキイカの別名で、太くて黒い棒が手元(バット)のカーボングラファイト、細くて白いのが穂先のグラスファイバー、これを継いで1本の竿にする。
恐ろしいのはこの穂先。緑のカッティングシートの点線は5ミリの方眼、ノギスの写真は少し斜めからなので目盛りがズレて見えるが、実測径0.35ミリとシャー芯よりも細い。
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宇崎日新(NISSIN)の投げ竿「ゼロサムきす」完成。
極太のブランクにデカいガイドを巻くのは老眼に優しく、GW中の好天のおかげもあって、エポキシもすっきり乾いてこの通り。
オリジナルのカラーリングに合わせてリールシートもブラック、ガイドのスレッドもブラックにし、トリムもゴールドで統一。砂浜に持ち出すのが楽しみ
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投げ釣り用の新しいブランクを調達。
宇崎日新(NISSIN)のゼロサムきす TYPEⅠ。全長410ミリの並継ぎ3ピース、もちろんストリップ仕様。
これに前回のがまかつ(ジーシスX)と同様、トルザイトのガイドを載せる。
クロスに巻いたカーボンクロスの風合いはなかなか独特。加えて、光の角度によって色が変わる塗装は、さすがに素人ではなし得ないもの。
マタギのパーツが . . . 本文を読む