ひいきの引き倒しという言葉がある。
ひいきし過ぎて、かえってその人の迷惑になること。
大辞林 第三版より
シミルボンという本の紹介サイトがあるのですが、
その中での 星野之宣さんの作品の紹介。
「日本漫画界にてSFを書く漫画家さんは たくさんいらっしゃるが
大半がSFもどきか エセSFにしか過ぎない❗ それほどに正確にSFを描く事は難しいからだ」
こんなこと言ったら、ひいきの引き倒しにならんかね。
フィクションとはそういった状況にいる人間を描くこと
だと思っているのですが、SFはそれに、科学などの要素を入れたもの
と思うのですよ。
SFは文字のSFに関してはライトのベルだろうと、
J.P.ホーガンであろうとSFとして受け入れられておりますが
漫画だと何故こんなに厳しいのかな。
まあ文学としてのSFは日本ではマイナーになって、求心力を失っていて
そういう議論すら起こらない。
といえなくもないですが、それでもSF大会がおこなわれるくらいのジャンルではあります。
こういった、真贋論争というのは、ジャズを聴き始めて、大人になっている気分の高校生に似ていて
傍で見ていて、痛々しいものです。
(注:ワタクシの言動には目をつぶる)
確かに 星野之宣さんの作品はどれも傑作ぞろいですが、
これでは、ひいきの引き倒しになってしまいます。
氏はハードSF的なものを好むようですが、
では同じジャンプ系作家の寺沢武一さんのコブラはどうでなんでしょうか。
SFとしてはいささか設定が古いというか、スペースオペラ的な世界観です。
でも作品は猛烈に面白いんですが。
感想は個人の勝手ですが、ワタクシも引き倒しにならないように
気をつけたいと思うのです。
で、もうひとつ
御ひいきの多い、てっぽー
HK416のトラブルに関するブログ
ユージン・ストーナーという人が1955年ごろ基本設計をした銃で
アメリカ軍はこれをM16として1962年に採用するんですが
Direct impingementという機構を採用していて
これがベトナム戦争のコストに悩む、米議会によって、弾の装薬を
炭素分の多いものにテストもされずに変更されてしまい。
戦場でトラブルが頻発し、30年以上たった現在でも
この動作方式に疑問を持つ、人も多いです。
それは特に日本のような文字情報でしか銃を知らない人間にも多いのです。
でそれにつけこんだのが、ドイツのH&Kというこのところ
というか創業以来、正式採用はあちこちにされて
商売的にはいけてるけど、構造的には、あれ?と首を傾げざるをえないものが多いのです。
日本の警察でも使われております、特殊部隊のシンボル的なSMG
MP5のローラーロックもローラーが破損したり、発射数が重なると
工場調整が必要だったり、割と厄介な代物です。
でこのH&Kが1980年代に必死に開発していたのがG11という
薬莢なしの銃
弾はこんな感じ
これ湿気吸わないの?と思うでしょ
やっぱ湿気吸うみたいです。
銃自体はこんな感じ
薬莢って撃った直後すごく熱いんですが
この熱いということが大事。
発射熱を、銃の外に持ち出してくれるんですね。
そうでないと熱は銃に残るので、その熱で弾が勝手に撃発する、
というトラブルも重なり開発が放棄されました。
MP5などで使われているローラーロックは
NATOの5.56X45mmのような圧力の高いたまには不向きで
7.62X51mmからの更新用に苦心して試作を重ねますが
これはデカイ和重いわでひとクラス上の重量になってしまいます。
一クラス上でセールスポイントになるのは日本の自動車くらいでしょう。
で、今までの技術を全部捨てて
上の動作方式で言うShrot Stroke Piston 方式を採用した。
G36を開発します。これは無事ドイツ軍の採用を得るのですが、
アフガニスタンだか、どこかで熱トラブルにみまわれます。
H&Kはこれは本来ありえない発射数に起因するものと
ステートメントを出しますが、なぜか開発とセールスの主力を
AR15/M4を改良したHK416に移行します。
G36は樹脂が多いので発射熱が今度は銃に十分伝わらず、
銃身部分にだけ残っちゃったんじゃないですかね。
で、このHK416 アメリカ軍に残っているDI方式にアレルギーのある方々に
必死にロビー活動をしたのか、一部の特殊部隊で採用され
ノルウエーや、フランスでも正式採用されました。
ひいきの引き倒しは日本のGUNマニア
ゲームなどで、「信頼性」の高さが誇張して描かれたので
この銃を至高のものと勘違いしている向きが多いのです
(やっと最初のねたにたどり付いた(笑))
でこのトラブルですよ。どうなるんでしょうか
米軍制式小銃の生産をFNに取られたアメリカのコルトという会社ですが
実はもうずいぶん前にピストン方式は試作しているのです
ロングストロークですけどね。
日本の89式やロシアのカラシニコフ(AK)と同じ方式です。
89式が採用されたときにAK十同じ信頼性の高い動作方式で・・・
と書いていたライターがいたのには笑いました。
AKは明らかに米軍制式だったM1ガランドから、
機構的な部分を参考にしています。
89式や、スイスのSIG550もそうでしょう。
おまけ
最近買った本
ああ勘違い
立ち食い蕎麦といえば駅蕎麦しか想像できなかったワタシ
まあインデックスは駅ごとにかいてありますけど
これは最寄り駅のハナシで駅蕎麦というわけではありません
駅蕎麦の紹介もあるけどね
ひいきし過ぎて、かえってその人の迷惑になること。
大辞林 第三版より
シミルボンという本の紹介サイトがあるのですが、
その中での 星野之宣さんの作品の紹介。
「日本漫画界にてSFを書く漫画家さんは たくさんいらっしゃるが
大半がSFもどきか エセSFにしか過ぎない❗ それほどに正確にSFを描く事は難しいからだ」
こんなこと言ったら、ひいきの引き倒しにならんかね。
フィクションとはそういった状況にいる人間を描くこと
だと思っているのですが、SFはそれに、科学などの要素を入れたもの
と思うのですよ。
SFは文字のSFに関してはライトのベルだろうと、
J.P.ホーガンであろうとSFとして受け入れられておりますが
漫画だと何故こんなに厳しいのかな。
まあ文学としてのSFは日本ではマイナーになって、求心力を失っていて
そういう議論すら起こらない。
といえなくもないですが、それでもSF大会がおこなわれるくらいのジャンルではあります。
こういった、真贋論争というのは、ジャズを聴き始めて、大人になっている気分の高校生に似ていて
傍で見ていて、痛々しいものです。
(注:ワタクシの言動には目をつぶる)
確かに 星野之宣さんの作品はどれも傑作ぞろいですが、
これでは、ひいきの引き倒しになってしまいます。
氏はハードSF的なものを好むようですが、
では同じジャンプ系作家の寺沢武一さんのコブラはどうでなんでしょうか。
SFとしてはいささか設定が古いというか、スペースオペラ的な世界観です。
でも作品は猛烈に面白いんですが。
感想は個人の勝手ですが、ワタクシも引き倒しにならないように
気をつけたいと思うのです。
で、もうひとつ
御ひいきの多い、てっぽー
HK416のトラブルに関するブログ
ユージン・ストーナーという人が1955年ごろ基本設計をした銃で
アメリカ軍はこれをM16として1962年に採用するんですが
Direct impingementという機構を採用していて
これがベトナム戦争のコストに悩む、米議会によって、弾の装薬を
炭素分の多いものにテストもされずに変更されてしまい。
戦場でトラブルが頻発し、30年以上たった現在でも
この動作方式に疑問を持つ、人も多いです。
それは特に日本のような文字情報でしか銃を知らない人間にも多いのです。
でそれにつけこんだのが、ドイツのH&Kというこのところ
というか創業以来、正式採用はあちこちにされて
商売的にはいけてるけど、構造的には、あれ?と首を傾げざるをえないものが多いのです。
日本の警察でも使われております、特殊部隊のシンボル的なSMG
MP5のローラーロックもローラーが破損したり、発射数が重なると
工場調整が必要だったり、割と厄介な代物です。
でこのH&Kが1980年代に必死に開発していたのがG11という
薬莢なしの銃
弾はこんな感じ
これ湿気吸わないの?と思うでしょ
やっぱ湿気吸うみたいです。
銃自体はこんな感じ
薬莢って撃った直後すごく熱いんですが
この熱いということが大事。
発射熱を、銃の外に持ち出してくれるんですね。
そうでないと熱は銃に残るので、その熱で弾が勝手に撃発する、
というトラブルも重なり開発が放棄されました。
MP5などで使われているローラーロックは
NATOの5.56X45mmのような圧力の高いたまには不向きで
7.62X51mmからの更新用に苦心して試作を重ねますが
これはデカイ和重いわでひとクラス上の重量になってしまいます。
一クラス上でセールスポイントになるのは日本の自動車くらいでしょう。
で、今までの技術を全部捨てて
上の動作方式で言うShrot Stroke Piston 方式を採用した。
G36を開発します。これは無事ドイツ軍の採用を得るのですが、
アフガニスタンだか、どこかで熱トラブルにみまわれます。
H&Kはこれは本来ありえない発射数に起因するものと
ステートメントを出しますが、なぜか開発とセールスの主力を
AR15/M4を改良したHK416に移行します。
G36は樹脂が多いので発射熱が今度は銃に十分伝わらず、
銃身部分にだけ残っちゃったんじゃないですかね。
で、このHK416 アメリカ軍に残っているDI方式にアレルギーのある方々に
必死にロビー活動をしたのか、一部の特殊部隊で採用され
ノルウエーや、フランスでも正式採用されました。
ひいきの引き倒しは日本のGUNマニア
ゲームなどで、「信頼性」の高さが誇張して描かれたので
この銃を至高のものと勘違いしている向きが多いのです
(やっと最初のねたにたどり付いた(笑))
でこのトラブルですよ。どうなるんでしょうか
米軍制式小銃の生産をFNに取られたアメリカのコルトという会社ですが
実はもうずいぶん前にピストン方式は試作しているのです
ロングストロークですけどね。
日本の89式やロシアのカラシニコフ(AK)と同じ方式です。
89式が採用されたときにAK十同じ信頼性の高い動作方式で・・・
と書いていたライターがいたのには笑いました。
AKは明らかに米軍制式だったM1ガランドから、
機構的な部分を参考にしています。
89式や、スイスのSIG550もそうでしょう。
おまけ
最近買った本
ああ勘違い
立ち食い蕎麦といえば駅蕎麦しか想像できなかったワタシ
まあインデックスは駅ごとにかいてありますけど
これは最寄り駅のハナシで駅蕎麦というわけではありません
駅蕎麦の紹介もあるけどね