昨日のニューヨークダウは下げが一時400ドル越えと恐怖が一気に広がりました。それと歩調を合わせるように債権が買われ金利が急低下、しかし一転ダウが途中から急上昇し約300ドル持ち直し、債券が売られるこれらは正にウルフ・オブ・ウォールストリートに登場するような人物たちの成せる業です。「エボラ出血熱患者米国で発症」という予測不能の恐怖で市場を大混乱させアルゴ取引で素早く儲ける。下記の映画では悪のブローカー哲学を説く社長が「ブラックマンデー直撃で直ぐに破たん」してしまうのは笑えますが、現在のアメリカ市場は『世界中の投資家の金をかき集め自分達のポケットに入れる』の世界ではないでしょうか?今日のような日経平均が全面安の日に東証一部に株式公開し、出来高を伴い初値を上回っているリクルートホールデングスには日本経済を引っ張る力を感じます。
映画は演じる俳優によって全然出来栄えが異なります。よって名作作りには巨額の金が掛かるということです。
以下コピー (マシュー・マコノヒー演じる)社長は(レオナルド・ディカプリオ演じる)ジョーダンにブローカーのルールを説きはじめます。
「彼ら(取引に応じた相手)は紙の上で金持ちになったと思い込む。私たちは手数料をいだたくんだ」
「ルールその①。常にリラックスするんだ。そのためにはマスをかく回数を増やせ。私は1日に2回はする。必要だからだ。血の巡りが良くなるんだ」
「ルールその②。コカインを使え、頭のキレが良くなるぞ」
本当に社長かこいつ。いや、こんなんだから社長なのか。
ジョーダンは「彼らにも儲けさせたらいいのでは?」とわりといいやつっぽいことも言いますが、社長は「それはさせるな、私たちは客の金を自分のポケットに入れるんだ」ともほざきます。<まっとうなことも言っていたのに・・・
<こいつが諸悪の根源
思えば、ジョーダンがセックス依存症のようになったのも、麻薬に抵抗がなくなったのも、クズ株を買わせまくったのも、こいつのせいなんじゃないでしょうか。
あと社長の「胸を叩きながらン〜ン〜の歌」はアドリブだそうです。
仕事に励もうとするジョーダンでしたが、入社したその日にブラックマンデーが起きてしまい、ロスチャイルド社はつぶれてしまいます。