ロシアがウクライナ問題での欧米による経済制裁により、経済的に追い込まれているようです。ルーブル安、原油安でドルなどの外貨獲得に黄色信号です。世界的にRRM型不況に襲われている中、危機が表面化するかもしれません。こうした金融危機には基軸通貨ドルは強く、さらなる世界経済混乱には何故か円が強くなります。いずれにしても米国が本格的に金融引き締めに走ればロシア、中国、韓国、ブラジルなどにその影響が及びさらには自国の株式市場にも影響を与えます。何故なら量的金融緩和であふれ出た資金を使い米上場企業経営者はせっせと自社株買いを行い自社の株価を吊り上げ見返りに多額の報酬を手にしているからです。法に触れなければ何でもありの世界です。しかし、これらの人為的な動きがFRBの金融引き締めにより止まれば世界的金融危機に発展する可能性は大です。裏付けのない通貨が基軸通貨であるがため金融危機では上がる。自作自演何とも皮肉ですが、金欲資本主義経済に所属している以上受け入れざろう得ません。要は危ないと認識されているときにはFRBなどが協調で人為的に介在し危機を脱しますが、本当に怖いのは予想不能の事態が起こった時で、誰にも予測できない暴落が起こりえます。日本が消費税引き上げなどの間違った政策をすれば、RRM先進国日本が世界恐慌へのトリガーを引く可能性もあります。
以下コピー 10月28日(ブルームバーグ):28日のロシア金融市場では同国の通貨ルーブルが下落し、5営業日連続で過去最安値を更新した。今月これまでの200億ドル超の介入にもかかわらずルーブル下落に歯止めがかからず、ロシアが変動相場制への移行を加速させるとの懸念が広がった。 ルーブルはモスクワ時間午後6時までに、ドルとユーロのバスケットから成るロシア中央銀行の通貨バスケットに対し0.6%安の47.7112ルーブル。年初来では19%安となっている。
ロシア中銀はルーブルの下落ペース鈍化を目指し、今月に入り外貨売りの市場介入を加速。直近のデータによれば、24日に24億4000万ドルの外貨売りを実施している。また、中銀はウェブサイトに28日掲載した声明で、ルーブル変動幅の下限を47.40に引き下げたと明らかにした