夕方散歩していると若いお母さんが中学生くらいの大きな男の子を連れて歩いていました。その子は障害児で頭にギヤをはめておぼつかない足取りで歩いています。ハッとしてよける様に足早にとおりすびましたが、後ろでそのお母さんは明るい華やかな声で電話しています。なんともいえない気持ちがしました。「年ごとに我が苦しみは深くしていよよはなやぐ命なりけり」という岡本かの子の歌を思い出しました。四国遍路でも障害児をつれ . . . 本文を読む
大師の時代(榊亮三郎)その7
唐代の支那人は、氣宇濶達で、自國のみは、宇内の中心で、自余の國は藩屏であり、自國の皇帝は、百王の主として、天に代り、宇内を統治して居るものと思うて居つたらしい、だから、自國の文化を慕うて來た外人は、善く待遇したものであつて、我が國では、安部仲麿などは大にもてた一人である、官仕して秘書監となつた許りでなく、李白だの其の他の連中と徴逐して、交をした、其の他の留學した連中 . . . 本文を読む