㈢「葬儀の必要性について」の続です。
真言宗の葬儀では先に述べたように葬儀で、声明や理趣経が唱えられます。
声明では前半に四智梵語、後半に仏讃が唱えられます。このとき饒鉢という法具を大きく鳴らして故人を覚醒します。
・四智梵語「オン・バザラ・サートーバー・ソーギャラカー・
バザラ・アラタンナウ・マドタラン・
バザラ・タラマ・キャヤタイ・
バザラ・キャラマ・キャローハンバ」(訳、 . . . 本文を読む
82番根来寺の本堂へは左右の回廊を通ります。回廊のなかは信者の寄進した無数の小さい観音様が地域別に並んでいます。故郷の岡山のところはあまり多くなく寂しい気もしました。
ご本尊は千手観音さまです。
大師の甥智証大師の作で33年に一度のご開帳と説明があります。
境内の深い緑の木々は「夏木すでに緑陰」という気配でした。鶯、不如帰の声もこきえます。西行さんの有名な
「ほととぎす きくおりにこそ 夏山 . . . 本文を読む