これに対し倶舎論には「善悪の行為と同じ現世の間に果をうける業、次の生で報いをうける業、次の次の生でうけるもの、時期を決定しないがいつか報いをうける業」の4種の業があるといいます。
いろいろ見てみると悪人が世にはばかれるのは一瞬の間だけと仏典に書いてあることが分かります。
舎利仏阿毘曇論に「云何が過去業なる、もし業の生じてすでに滅せるこれを過去業となずく。
云何が未来業なる、もし業の生ぜざ . . . 本文を読む
「ものごとは心でしか見ることができない。大切なことは目には見えない。」(サン=テグジュペリ『星の王子さま、Le Petit Prince』)という言葉があります。
實にいい言葉です。何故大切なことは心でしか見ることが出来ないか?それは心がそれだけ束縛から自由だからです。本来「体」も「心」も「すべて」と一体なのですが、「心」のほうが比較的自由がきくから本来の姿、つまり「我々はもともと、自他・過去 . . . 本文を読む