遍路のみでなく写経、滝行やお寺で拝むときもじつは拝むたびに即身成仏しているのではないかと思います(当然密教修法をするときはその都度、即身成仏してご本尊そのものになるわけですが)。そしてそういう縁に出会ったことそのものがすでにお蔭をいただいたことになるのだと思い至りました。
四国遍路では何度泣いたかわかりません。
「なにごとの おわしますかは しらねども かたじけなさに 涙こぼるる」。
こ . . . 本文を読む
「我もまた高皇産霊(たかみむすび)の裔(すえ)なれば
その中ほどはとにもかくにも」
これは詠み人知らずの歌で古来日本で歌い継がれてきた歌です。
『日本人である自分も高皇産霊(たかみむすび・・天地開闢のとき、天御中主神(あまのみなかぬしのかみ)・神皇産霊神(かみむすひのかみ)とともに高天原に出現した神。天皇守護の八神の一体)の神の末裔である。中間の先祖にはいろいろな血も混じっているであ . . . 本文を読む