華厳経巻二十八、十地品第二十二ノ六「(第十法雲地)
是の三昧現在前すれば、即時に大寶蓮華王出ず。周圓は百萬三千大千世界の如く、一切の衆寶をもって間錯して莊嚴し、一切の人天の所有に過ぎ、出世間の善根の生ずるところなり。一切の法は幻の如く、化の如く、空慧の所成なりと知りて、光明能く一切の世界を照らす。瑠璃を莖となし、栴檀王を臺となし碼瑙を鬚となし、閻浮檀金を葉となして、無量の光明と一切の妙寶とは、皆 . . . 本文を読む
最近数か月毎日ある秘密の修法を行じていますが、そのなかにもどの行法にもあるように「四無量心観」があります。この「四無量心観」は以前から大変好きであった観法です。四無量心観というのは慈・悲・喜・捨の瞑想をそれぞれの御真言を唱えて行うものですが、私は、「慈」のところでは「全ての生きとし生けるものが幸せでありますように」、「悲」では「全ての生きとし生けるものの苦悩がなくなりますように」、「喜」の瞑想では . . . 本文を読む