1018、春日社では興福寺の社僧が法華八講の法会を始める。そもそも春日社とは、神道集に「春日大 明神、この御神の大社は常陸國鎮守鹿島大明神是なり、佛法守護・鎮護国家のために人王四十八代 称徳天皇の御宇、神護景雲元丁未年(766)、三笠山に移る、春日の四所明神と申す、すでに五 百歳にあまる、南都に移したまひける時は一丈許の白鹿にて御友は二人なり、その二人の御友は時 風・秀行これなり、 . . . 本文を読む
「上は則ち乾霊の国を授けたまいし徳に答え、下は則ち皇孫の正を養うの心を弘め、然る後、六合を兼ねて以て都を開き、八紘を掩いて宇と為さん事、亦可からずや。(上は乾靈(アマツカミ=天津神)が私に国を授けられた徳に答え、下は皇孫に至る迄正しい道を広めよう。その後に六合(クニノウチ=東西南北と天と地を合わせて六合)を一つにして都を開き、八紘(アメノシタ、八方向、世界)の隅々まで「宇(家)」にすることは、良い . . . 本文を読む
運命と人力と
世に所謂運命といふが如きもの無ければ則ち已む、若し眞に所謂運命といふが如きこれ有りとすれば、必らずや個人、若くは團體、若くは國家、若くは世界、即ち運命の支配を受くべきものと、之を支配するところの運命との間に、何等かの關係の締結約束され居るものが無くてはならぬ。勿論古よりの英雄豪傑には、「我は運命に支配せらるゝを好まず、我自ら運命を支配すべきのみ」といふが如き、熱烈鷙悍しかんの感情意 . . . 本文を読む
華厳経巻三十八離世間品第三十三の二「仏子よ、菩薩魔訶薩に十種の三世を説くあり。なんらかを十となす。所謂過去世に過去世を説き、過去世に未来世を説き、過去世に現在世を説き、未来世に過去世を説き、未来世に現在世を説き、未来世に無尽を説き、現在世に未来世を説き、現在世に過去世を説き、現在世に平等を説き、現在世に三世すなわち一念なることを説く。仏子よこれを菩薩魔訶薩の十種の説三世と為す。・・」 . . . 本文を読む