第六章,三綱立国第二五節、養正は國の骨なり。 日本といふ國のすべては、この大宣言(以下に出てくる「橿原奠都の詔」)から割り出されていくべきである。神武天皇橿原即位の抱負と主張とを提示された大言辞である。すなはち「上は則ち乾霊あまつかみ「國」を授くるの徳に答へ、下は則ち皇孫『正』を養ふの心を弘め、然るのち、六合を兼ねて以て都を開き、八紘を掩ふて宇いへと為さむこと,亦可ならずや」これが「三綱立国」の中 . . . 本文を読む
「群夷競い来る国家の大事とはいへども深憂とするに足らず。深憂とすべきは人心の正しからざるなり。苟も人,心だに正ければ百死以て國を守る。その間、勝敗利鈍ありといへどもいまだ遽(にわか)に國家を失ふに至らず。苟も人心先ず不正ならば一戦を待たずして國を挙げて夷に従ふに至るべし。然れば今日最も憂ふべきものは人心の不正なるに非ずや。「講孟餘話(吉田松陰)」」 . . . 本文を読む
八日は薬師如来の日です。
お薬師様は衆生の病苦を治してくださる仏様です。私自身護国寺の薬師堂のお薬師様には何十年も間に妻の病気を治していただきましたし、自分自身も何度もお薬師様に祈願してお陰をいただいてきました。
法隆寺のお薬師様は用明帝の病気平癒を願って推古天皇と聖徳太子が建立されたもので国宝です。また薬師寺は天武天皇が持統天皇の病気平癒を祈願して建立されています。このお薬師様も国宝になって . . . 本文を読む