「日本國體の研究、田中智學」・・その15第十一章、第三十六節神人一如主義「神人一如」といふことは神の心と人の心の奥底が貫流して、その実体に融如してそれが人間業の上に、神意の発動することを云う。是が離れ離れでいるうちは只々堕落し退化するばかりで果てはとんでもないところへ堕ちていく。それを防いで向上の一路をあたえるのがこの「神人一如」といふことである。・・人間は人間以上の道の方へ引き上げて居てそれで中 . . . 本文を読む
太平記巻四十 蒙古日本を攻むる事 付けたり神戦のこと(その2/2)
太平記に蒙古襲来にともなう神仏一体の祈願ぶりが出ています。「太平記巻四十 蒙古日本を攻むる事 付けたり神戦のこと」を引用します。
「春日野の鹿、熊野山の霊鳥、気比宮(敦賀市)の白鷺、稲荷山の命婦等、所々の仕者、悉く虚空を西へ飛び去ると、諸人の夢にもみえければ、さりともこの神達の助けにて、夷族を退け玉はぬ事あらじと思ふばかり . . . 本文を読む