現実が全く現実と理想との対立を絶せし、絶対理想の表現であるこの境(密教の境地)にては、一々の個体が各々自覚の体に於て一切世界を統一し、各々自証の法界に住し、その本誓三昧を示現しつつある果人(覚っている人)である。無碍自在の人格体である。此の如く如来自証の境地より一切を見、一切世界は法性法爾の示現なり、絶対本源の起動であり、永遠の創造体なりと知るところに、諸法の真実義を会せらるべきであらう。上述のご . . . 本文を読む
「日本は一番大切なことは常に議論しない国ですね」とは拉致被害者家族会の横田さきえさんの言葉です。
以前どこかのテレビで田中元総理のインタビュー番組をやっていましたがそのなかでアナウンサーが「昔、私は田中総理にすごい剣幕で『きみは100年後の事を考えたことがあるのか』と叱責されました」と述懐していました。
今100年後を考えて一番大切なことはなにか?それは「日本的霊性」ではないかと思います。いま . . . 本文を読む
昨日は満月でした。東京でも拝することができました。北九州の豪雨災害を思うと心も千路に乱れますが、西行法師の月の歌を思い心を落ち着かせます。
・鷲の山月を入りぬと見る人は暗きに迷ふ心なりけり
・鷲の山思ひやるこそ遠けれど心にすむは有明の月
・あらわさぬわが心をぞ恨むべき月やはうときおば捨ての山
・闇はれて心の空にすむ月は西の山辺や近くならむ
・山の端に隠るる月を眺むればわれと心の西に入る . . . 本文を読む