二十三日は勢至菩薩・不空羂索観世音菩薩・八幡大菩薩・住吉大明神・思兼と手力雄の日。・勢至菩薩(「三十日秘仏」。密教辞典には「得大勢、大勢至、世志。観音とともに阿弥陀仏の脇侍とするのは、観無量寿経に「智慧の光を以て普く一切を照らし三途を離れ無上の力を得る」と説き、観音の慈悲に対して智慧の立場から救済するため」とする。曼荼羅図典でも「胎蔵曼荼羅でも蓮華部院(観音院)にあり、左手に未敷蓮華、右手は頭指以 . . . 本文を読む
「成實論・十不善道品第一百一十六」
經中に佛、十不善業道を説く。謂ゆる殺生等なり。五陰和合せるを名て衆生と為す。此の命を斷ずるが故に名て殺生と為す。
問曰。若し此の五陰は念念に常滅す。何を以てか殺と爲すや。
答曰。五陰は念念に滅すと雖も還って相續して生ず。相續を斷ずるが故に名て殺生と為す。又是の人、殺心あるを以ての故に殺罪を得る。
問曰。現在の五陰を斷ずるが為の故に殺生と名くるや。
答曰 . . . 本文を読む