福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

日本は大乗相応の地であること(藤秀璻著. 興教書院, 1943)等より・・その10

2020-11-20 | 法話
日本は大乗相応の地であること・・その10時代が下って源平の争いの時代に成ると世の中が乱れて思想とか信仰と言うものが地を這うような時代になりました。鎌倉幕府の時代となりますとこれまでの沈滞した仏教ではおさまらない民衆の動きがはっきりとでてまいりまして、この前後にわたってあたらしい大乗仏教を樹立せられる大宗教家が次々と輩出せられたのであります。この新しい大乗仏教の先駆者となられたのが法然上人でありまし . . . 本文を読む
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生苦とはなにか?

2020-11-20 | 法話
生苦とはなにか?四苦八苦のうちの最初に説かれるのが「生苦」です例えば浄土論に「復有生苦老苦病苦死苦愛別離苦怨憎會苦求不得苦五陰盛苦。之所隨逐。智者應當觀察此身。作怨家想」とあります。また『阿含経』には「生老病死は世の常法なり」とか『涅槃経』には「生老病死は常に来たりて衆生を切る」などとあります。しかしこの生苦とは何かが今一つ分かりませんでしたが先日円覚寺管長横田南嶺老師の法話に「生苦とは他の命を犠 . . . 本文を読む
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成實論卷第八三報業品第一百四

2020-11-20 | 諸経
成實論卷第八・訶梨跋摩造・姚秦三藏鳩摩羅什譯   三報業品第一百四 問曰。經中に佛三種業を説く、現報・生報・後報業なり。何者か是耶。 答曰。若し此の身に業を造り即ち此に身に受く、是を名けて現報。此の世に業を造り、次で來世に受くるを是を名けて生報。此の世に業を造り次の世を過ぎて受くる、是を名けて後報。次の世を過ぎて受くる故に名けて後と為す。 問曰。中陰の報業は何の處に在りて受くるや . . . 本文を読む
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