仏説聖不動経 その時に大会にひとりの明王あり。 この大明王は大威力あり。 大悲の徳の故に青黒の形を現じ 大定の徳のゆえに 金剛石に座し 大智慧の故に大火焔を現じ 大智の剣を執って 貧瞋癡を害し 三昧の縄をもて難伏の者を縛す 無相法身 虚空同体なれば . . . 本文を読む
大師と南円堂
・「弘法大師行状絵巻」には「円堂鎮壇」として、「昔、大職冠鎌子、奉公の労によりて、藤原の姓を賜り、内大臣に拝任して,永く摂籙の臣たり。嫡男左大臣不比等、興福寺を建立して氏寺とせり。その後年序漸く移り、藤氏衰え廃れて殆ど他氏に移らんとす。ここに閑院左丞相冬嗣公、大師と師壇の契りあさからざるによりて、藤氏の繁栄を祈らん為に弘仁四年、興福寺の中に勝地を択び . . . 本文を読む
以前、91歳で死去した義理の叔母の葬儀に出たことがあります。遠隔地でしたが動けない継母にかわって私が葬儀にでたのです。葬儀と言ってもわずか数人の家族葬でした。しかし長年会ってなかった義理の叔父が施設から車椅子で参加してきたので十数年ぶりに会えました。懐かしくて涙が出ました。いままで無数の葬儀に参列してきましたが、いずれの葬儀でも死者は残されたものに対して、人生とは何かとか、あの世や霊界の存在を考え . . . 本文を読む