福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

四国八十八所の霊験・・・その75

2018-12-13 | 四国八十八所の霊験
78番郷照寺のあと坂出市内の「みき旅館」というところに泊りました。安いせいか満室でした。夜ふとお大師様が古びた壁におすがたをあらわされた気がしました。「衆生済度に励めよ」とおっしゃったように見え思わず手をあわせました。

かなり永い間お姿を感じました。本当に有難い勿体無いことでした。      

翌日4時半ころ79番高照院をめざしてでました。7時でないと納経はしてくれないのを覚悟で歩きました。
予讃線に沿って歩くと八十蘇場の水というところに出ます。ここには説明板があります。他の資料と読み合わせるとこうなります。

「景行天皇のとき南海に征して毒魚に悩まされた讃留霊王子(日本書紀によれば日本武尊の王子武卵(たけかいこ)王のことで武卵(たけかいこ)王は土佐にすむ大魚を退治して讃岐に住んだとされる。)と88人の兵はここで童子の捧げる水により甦ったので八十蘇場の水という。

お大師様は薬師如来を刻みこの水源に安置された。

その後保元の乱により流され鼓岡行在所で崩じられた崇徳上皇の尊体をここで21日冷水にひたして損腐を防いだのち白峰山で荼毘にふした」。このあたりも深い歴史をもっているところです。八十蘇場の水は 崇徳上皇がこの地で崩御した時、京からの使者が到着するまでの20数日間、この泉に遺体を浸しておいたと伝えられる池でそれを思い出すとなにか不気味な気持ちもしました。

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