福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

四国八十八所の霊験・・・その103

2019-01-11 | 四国八十八所の霊験
お陰を求めるのは邪道という指摘があります。お陰のみで止まっていては邪道ですが、次のステップに踏み出すためにはお陰が必要なときがあるのです。真言宗で加持が重要視されてきた所以です。

遍路の後には心境が深まりそれにつれてさまざまな縁が開けました。念願の護摩修行もできました。また各種伝授、講傳にどんどん縁ができました。最奥の秘法も受法できましたし求聞持も成満できました。そしてなによりもこういうお蔭を頂く構造がわかったことが最もありがたいことでした。 
即ちお蔭を受けるための構造とは
1、まず深い信仰心を持ちます。どのような局面に遇っても神仏の霊験は必ずあることを信じます。
2、その土地の神社にもお参りします。
3、お参りするときは「我昔所造・・・」と懺悔文を唱え、無始以来の業を深く感じつつ懺悔します。
4、他人の幸せをいのります。自分の身近なことよりも他人のことのほうがすぐ成就します。身近なことは時間をかけてやっと成就します。自分のケースでは家族の身近な願い事は他人の病気平癒の後に成就しました。
5、すべてに感謝します。憎い相手がいればそのひとの幸福も祈ります。
6、同時に陰徳を積んでいくことです。毎朝ゴミ拾いをしている人、奥さんが熱心にボランテア活動をしている人がいましたがこういう人はやはり成功しています。
以上が諸願成就の秘訣です。諸願成就はまず望む結果にいたるための縁を頂くということから始まります。この縁をつかめるかどうかはその人の徳の厚さによることが多いのです。
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