福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

山 岡 瑞 円 上 人 の 略 伝(三 井 英 光)等より・・5

2020-05-24 | 法話
山 岡 瑞 円 上 人 の 略 伝(三 井 英 光)等より・・5
昭和六年満州事変とな り、十二年には日支事変に発展し、世情険悪となるにつれて、世間の学校教育の中にも宗教的情操を養うことのゆるがせに出来ぬことを見通された瑞円上人は、 子安中学校の設立を発願され、 昭和十五年四月に、 香園寺郊外の景勝の地を拓いて開校するに至った。 願う所 は、子安大師の四大誓願をかざし、 人各々仏の子としての自からに目ざめて福智円満に仏性を開顕し、 入格の完成をめざして世界の真実平和 と繁栄に寄与せんとの、遠大なる宏護に基づくものであった。 然るに十六年十二月八日太平洋戦争に突入して以来、 敗戦の憂き目を見るに至り、戦後学制など改編されたのみならず、 人材資材共に意のままにならぬもの多く、遂に子安中学校はそのまま県立 に移管するのやむなきに至り、現在の小松高等学校(ウキぺヂアには「1948年4月1日 - 香園寺は子安中学の一切を挙げて愛媛県に寄付。小松実用女学校と私立子安中学校が合併し、愛媛県立子安高等学校になる。定員150名」とあり)となったのである。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 覚りの風景 | トップ | 今日は一粒万倍日です。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

法話」カテゴリの最新記事