・十三佛は自己曼荼羅を導く究極の密教曼荼羅であること・・14、
諸佛曼荼羅の10
第十三虚空蔵菩薩が万徳円満の総徳である。(逆修日記には「三十三回忌、十二月十三日、虚空蔵菩薩種子タラク、礼三十五仏名経に曰く。虚空蔵をとなえる者は、四重五逆の罪悉く生滅し、三業の過皆除滅す。」とあり、印融の「諸尊表白集」では「夫れ虚空蔵菩薩といっぱ、三界能度の法王、十地究竟の大士なり。・・畢竟空のなかには不思議自在の力を恣にし、福智門の際には大神力最勝の威を振るう。この故に三昧彰験の輩は万徳荘厳の身を獲得し、一念称名の人は無量生死の罪を除滅す。功能は巨海よりも深く、利益は大空よりも広し。‥除智獲恵の徳、たちまちに開け、攘災与福の幸い速やかに満ぜん。」)