華厳経巻十一夜摩天宮品第十六「・・心は巧みな絵師のようなものである、一切世界の中で作りださないものはない。心と仏と衆生、此の三者は全く同じことを言っているに過ぎないのである。諸仏は一切は心が造り出しているのだとご存知である。もし心がすべてをつくり出していると覚ることができればその人は真の佛を拝することが出来る。心も身ではない、身も心ではない、こういうことが分って一切の仏事をなさば自由自在となる。もし人が三世一切の佛を知りたいと思うならば、まさにこう観ぜよ、『心が一切の如来を造るのだ』と。」(原文・・心は工絵師の如く、種々の五陰を画き、一切世界の中に、法として造らざるもの無し。心の如く仏もまた爾なり。佛の如く衆生も然なり。心と佛と衆生とは、是の三差別なし。諸仏は悉く、一切は心よ転ずと了知したまふ。若し能く是の如く解らば彼の人は真の佛を見たてまつらん。心も亦この身にあらず、身もまた是の心に非ずして、一切の仏事を作し、自在なること未だかって非ず。若し人求めて三世一切の佛を知らんと欲せば、まさにこの如く観ずべし、心は諸の如来を造ると。・・」
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