華厳経巻十五金剛憧菩薩品第二十一の一
「衆生は常に愛網の為に纒われ、無明に覆蔽せられ有愛に染著して、之がために走使せられて自在を得ず。
苦獄に縛在し、諸魔の業に随い、諸佛の所において心に疑惑を生じ、出世道を得ず、安隱の處を見ず、常に無量生死の曠野に馳せて無量苦を受く。菩薩摩訶薩は彼の衆生の生死の泥に没して衆の楚毒を受けるを見て、大悲心を起こし、衆生を饒益して善利を得、苦難を免度せんとて、善根を迴向す。・・」
「衆生は常に愛網の為に纒われ、無明に覆蔽せられ有愛に染著して、之がために走使せられて自在を得ず。
苦獄に縛在し、諸魔の業に随い、諸佛の所において心に疑惑を生じ、出世道を得ず、安隱の處を見ず、常に無量生死の曠野に馳せて無量苦を受く。菩薩摩訶薩は彼の衆生の生死の泥に没して衆の楚毒を受けるを見て、大悲心を起こし、衆生を饒益して善利を得、苦難を免度せんとて、善根を迴向す。・・」