「お遍路の奇跡(杉浦詩奈、東方出版)」にお蔭をいただいた感動のものがたりがあります。さわりだけ紹介します。
「(中学時代、父が脳溢血で他界、母が働きに出る。父の兄弟は精神病で何十年も入院している。こういう環境の中、著者も高校入学とともに脅迫神経症になる。)たとえば冷蔵庫をあけようとする、するとこのまま開けるとなにか悪いことがおこるかもしれない・・・。そいういう考えが一瞬頭に浮かぶ。そしてその浮かんだことを打ち消す為にもう一度同じ行動をとるのです。一度や二度でなく何度も同じ行動を繰り返しました。・・そのうち自分の悪い空想が耳元で聞こえたと思い込むようになったのです。・・それからは悪い空想を打ち消す為・・頭に言葉が浮かぶたびそのときの行動を繰り返しました。・・・(結婚してからは育児ノイローゼになり、)この子になにかあったらどうしよう・ありとあらゆる場面に不吉な言葉が乱舞するのです。・・(もう自殺もと思ったりしましたが、その後映画「空海」をみて、密教の勉強をし、四国に行きたくなったのです)
(平成元年、夫が苦しい家計から10万円工面してくれて四国遍路にでかけました。すると途中でタクシーを借り切って回っている「大先達」に出会い、一緒に連れて行ってくれることになります。太龍寺ではお大師様に会い、青龍寺ではお不動様が動くのを見、岩屋寺のお地蔵様が父の顔になったり数々の不思議な体験をし帰ってきます。)
平成元年七月二十七,八日ころだったとおもいます。(次の穴禅定のお参りまで)まだしばらく日があったのでその間に私は仕事をさがすことにしました。・・寝たきりだった私が外で働けるようになったのです。見つけた仕事はカメラマンのアシスタントでした。職場では重い機材を運ぶことが多く、腰の悪かった私は初めとまどいましたがやってみるとどんな重たいものでもなんともないのです。四国へ行く前は1リットルの牛乳パックでさえ腰がおもくなるので買わずに帰るほどだったのです。・・立ちくらみや貧血などもまったくでなくなったのです。精神の病のほかにも悪いところ全部が治っていたのです。」
「(中学時代、父が脳溢血で他界、母が働きに出る。父の兄弟は精神病で何十年も入院している。こういう環境の中、著者も高校入学とともに脅迫神経症になる。)たとえば冷蔵庫をあけようとする、するとこのまま開けるとなにか悪いことがおこるかもしれない・・・。そいういう考えが一瞬頭に浮かぶ。そしてその浮かんだことを打ち消す為にもう一度同じ行動をとるのです。一度や二度でなく何度も同じ行動を繰り返しました。・・そのうち自分の悪い空想が耳元で聞こえたと思い込むようになったのです。・・それからは悪い空想を打ち消す為・・頭に言葉が浮かぶたびそのときの行動を繰り返しました。・・・(結婚してからは育児ノイローゼになり、)この子になにかあったらどうしよう・ありとあらゆる場面に不吉な言葉が乱舞するのです。・・(もう自殺もと思ったりしましたが、その後映画「空海」をみて、密教の勉強をし、四国に行きたくなったのです)
(平成元年、夫が苦しい家計から10万円工面してくれて四国遍路にでかけました。すると途中でタクシーを借り切って回っている「大先達」に出会い、一緒に連れて行ってくれることになります。太龍寺ではお大師様に会い、青龍寺ではお不動様が動くのを見、岩屋寺のお地蔵様が父の顔になったり数々の不思議な体験をし帰ってきます。)
平成元年七月二十七,八日ころだったとおもいます。(次の穴禅定のお参りまで)まだしばらく日があったのでその間に私は仕事をさがすことにしました。・・寝たきりだった私が外で働けるようになったのです。見つけた仕事はカメラマンのアシスタントでした。職場では重い機材を運ぶことが多く、腰の悪かった私は初めとまどいましたがやってみるとどんな重たいものでもなんともないのです。四国へ行く前は1リットルの牛乳パックでさえ腰がおもくなるので買わずに帰るほどだったのです。・・立ちくらみや貧血などもまったくでなくなったのです。精神の病のほかにも悪いところ全部が治っていたのです。」