24、妙音観世音 梵音海潮音 勝彼世間音 是故須常念 念念勿生疑 観世音浄聖 於苦悩死厄 能為作依怙
妙音・観世音・梵音・海潮音は 彼の世間の音に勝れり。 是の故に須からく常念すべし 念念に疑を生ずる勿れ 観世音浄聖は 苦悩死厄において 能く為に依怙(たより)となり給ふ
(妙音(微妙不思議な声)・観世音(世の音を観じて救済の説法される声)・梵音(仏の説法は清浄であるから梵音という)・海潮音(潮が干満して有情を生かしているように衆生のあらゆる機根に応じて大音声で説法される声)。観世音浄聖とは観世音佛ということ。観音様のお慈悲は広大無辺で常に到る所に示現されて説法教化されている。衆生が観世音菩薩を信仰して「南無観世音菩薩」と唱えて帰命すれば、加持感応して観世音菩薩が示現されてすべての音声が観音様の説法として受け取ることができるようになる。この境地に立って三昧に住すれば一切の音声が妙音であり、観世音であり、梵音であり、海潮音である。世間一般の雑音とはかけ離れて殊勝なお声である。このいわれを能く納得して不断に観世音菩薩を念ずるようにしなくてはならぬ。決して疑ってはならぬ。まことに観世音菩薩は苦悩の極みの死苦に於いても信ずる者の支えとなって無畏の力を与えてくださるのである。)
妙音・観世音・梵音・海潮音は 彼の世間の音に勝れり。 是の故に須からく常念すべし 念念に疑を生ずる勿れ 観世音浄聖は 苦悩死厄において 能く為に依怙(たより)となり給ふ
(妙音(微妙不思議な声)・観世音(世の音を観じて救済の説法される声)・梵音(仏の説法は清浄であるから梵音という)・海潮音(潮が干満して有情を生かしているように衆生のあらゆる機根に応じて大音声で説法される声)。観世音浄聖とは観世音佛ということ。観音様のお慈悲は広大無辺で常に到る所に示現されて説法教化されている。衆生が観世音菩薩を信仰して「南無観世音菩薩」と唱えて帰命すれば、加持感応して観世音菩薩が示現されてすべての音声が観音様の説法として受け取ることができるようになる。この境地に立って三昧に住すれば一切の音声が妙音であり、観世音であり、梵音であり、海潮音である。世間一般の雑音とはかけ離れて殊勝なお声である。このいわれを能く納得して不断に観世音菩薩を念ずるようにしなくてはならぬ。決して疑ってはならぬ。まことに観世音菩薩は苦悩の極みの死苦に於いても信ずる者の支えとなって無畏の力を与えてくださるのである。)