大師の性霊集「笠大夫、先妣の奉為に大曼荼羅を造り奉る願文」には曼荼羅を作ったり僧侶に経を読んでもらうことにより霊魂が助けられるとかいておられます。
「・・・先妣の本願を遂げんがために大日微細会の曼荼羅一鋪九幅七十三尊をを図したてまつりならびに大日経等の若干の部巻を写したてまつって兼ねて法侶を延いて大日法智印を講演す。・・・積劫の障雲は一瞻の目に蕩かし(無限のながきにわたって積み上げてきた業は曼荼羅を一度みれば消える)塁生の業雲は一諷の口にかかぐ(過去世からの多くの業はひとたび経典を読むことにより晴れ渡る)ふして願わくはこの妙業によって先慈をたすけたてまつらむ(この供養により亡母を助けてさしあげよう)・・・
「・・・先妣の本願を遂げんがために大日微細会の曼荼羅一鋪九幅七十三尊をを図したてまつりならびに大日経等の若干の部巻を写したてまつって兼ねて法侶を延いて大日法智印を講演す。・・・積劫の障雲は一瞻の目に蕩かし(無限のながきにわたって積み上げてきた業は曼荼羅を一度みれば消える)塁生の業雲は一諷の口にかかぐ(過去世からの多くの業はひとたび経典を読むことにより晴れ渡る)ふして願わくはこの妙業によって先慈をたすけたてまつらむ(この供養により亡母を助けてさしあげよう)・・・