福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

Aさんよりお便りをいただきました

2019-06-25 | 講員の活動等ご紹介
Aさんは当方よりもはるかに深い仏縁に恵まれておられる方です。
「昨日は宿直明けで、昼間は布団の中でゴロゴロしてました。そんな中、高原先生にメールをさせていただいた訳ですが、その後、何故か急に私の出身大学である早稲田大学の校歌を聴きたくなりました。恐らく、福聚講のブログで、護国寺に関する記事を読み、あの境内の雰囲気や、護国寺にある大隈重信公のお墓などが脳裏に浮かんだからかもしれません。

今の時代は本当に便利です。YouTubeで検索したらたくさんの該当動画が出てきました。そして早速視聴してみました。そしたら最初のブラスバンドの前奏を聴くや否や、涙が流れてきました。入学式や卒業式、そして六大学野球観戦の時など、いくつかの校歌を聴きましたが、ずっと涙が流れ続けました。今思えば、学生時代も悪くなかったんだな。楽しいこともあったな。いい想い出だ。などと思いました。すると、なぜか胸の辺りがほかほかと暖かくなりました。その暖かさを感じていたら、ふと思ったのです。「きっと、自分が否定していた自分が癒されたんだ」と。

実家に居たくない思いや、人を見返したい思いなどから一生懸命勉強し、そしてとりあえずは入学できた早稲田大学。しかし、色んなことに流され、自分自身を見失い、そして思うようにいかない人生に…。そんなことから、大学時代や、更には、あの大学に入ったことまでも否定するようになりました。あんなところ行かなきゃよかった、他の大学に行っていたらこんな人生にならなかったかもしれないな。こんな人生になるならそもそも大学なんて行く必要もなかったのかもしれない。なんて俺はバカだったんだ。などと思うようになったのです。でも、久しぶりに校歌を聴くことにより、自分の出身大学に誇りが持てましたし、頑張って入学できた自分自信にも誇りを持つことができたのかもしれません。きっと、自分の中の本当の自分(これを『仏』というのでしょう)が、喜んでくれたのだと思います。

夏にまた関東に帰る予定です。その際には護国寺へお参りに行き、ご本尊様をはじめ境内の諸仏にお参りすることはもちろんですが、大隈重信公のお墓の前で理趣経などをお唱えし、感謝の気持ちをお伝えしてきたいと思ってます。とりとめのないメールとなりましたが、読んでいただけたら嬉しいです。」
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