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福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

仏説延命地蔵菩薩経(訓読と読誦文)

2019-06-24 | 先祖供養
・訓読文
仏説延命地蔵菩薩経・唐大興善寺三蔵沙門大広智不空奉詔訳
「如是我聞。一時仏。佉羅陀山にましまて。大比丘衆萬二千人と倶なりき。菩薩三萬六千人と倶に、一切の諸天及び龍、夜叉、人等、金輪、銀輪の諸の輪王等、 十方より来れり。その時に、世尊、この大乗無依の行を説きおわって、時に帝釈の無垢生と名づくるものありて、仏にまうしてまうさく。世尊よ、我れ世を護らんと欲(ねが)へども、若し仏の滅後の法末の衆生を、まさにいかんが抜済すべきや、と。仏帝釈に告げたまわく。一の菩薩あり。名づけて延命地蔵菩薩といふ。毎日の晨朝に、諸の定に入り、六道に遊化して苦を抜き楽を与えへん。もし三途にありて、この菩薩に於いて、体を見、名を聞かば、人天に生じ或は浄土に生ぜん。三善道にありて、その名を聞かば、現には果報を得て、後には仏土に生ぜん。
 
 
 
  何况んや憶念せば 心眼開くを得て決定成就す。 亦是菩薩は十種の福を得しむ。   
   一は女人泰産、 二者は身根具足、 三は衆病悉除、 四は寿命長遠、 五は聡明智慧、  六は財宝 盈溢、  七は衆人愛嬌、 八は穀米成熟、  九は神明加護、  十は證大菩提。
亦た八大怖を除く。  一は風雨随時、  二は他国不起、 三は自界不叛、   四は日月不蝕、五は星宿不變、六は鬼神不来、七は飢渇不發、八は人民無病なり。
 佛、帝釈に告げたまはく、「未来世に於いて若し衆生ありて此経を受持し是の菩薩を恭敬供養する者は、
  百由旬内に無諸災患、悪夢悪相・諸不吉祥・魍魎鬼神・鳩槃茶等も永く便を得ず。天狗土公・太歳神宮・山神木神・江海神・水神・火神・饉餓神・塚神・蛇神咒詛神・靈神・路神・竈宅神等、若し此経・是菩薩名を聞けば諸邪気を吐き、自ら本宮を覚り、 速に菩提を証せん。
  爾時、帝釈白佛言「世尊よ、  延命菩薩  何んが六道を化し衆生を得度したまふや。」
佛告帝釈「 善男子、諸法空寂、不住生滅、随縁生の故に色身不同にして性欲無量なれども普く得度を為したまふ。延命菩薩は或は佛身を現し或は菩薩身を現し或は辟支佛身を現し或は聲聞身を現し 或は梵王身を現し或は帝釈身を現し或は閻魔王身を現し或は毘沙門身を現し或は日月身を現し或は五星身を現し或は七星身を現し或は九星身を現し或は轉輪聖王身を現し或は諸小王身を現し或は長者身を現し或は居士身を現し或は宰官身を現し或は婦女身を現し 或は比丘比丘尼優婆塞優婆夷身を現し或は天龍夜叉人等身を現し 或は醫王身を現し或は薬草身を現し或は商人身を現し或は農人身を現し或は象王身を現し或は師子王身を現し或は牛王身を現し或は馬形身を現し或は大地形を表し或は山王形を現し或は大海形を現す。三界のあらゆる四生五形は變ぜざるところなし。
延命菩薩は如是に法身自體遍きが故に種種身を現じ六道に遊化し衆生を度脱したまふ。
 能く一善を以て三界の有を破したまふ。悉く心善なるを以ての故也。未来の衆生発心すること能ずんば但だ當に一心に延命菩薩を禮拝供養すべし。刀杖も不加、毒不能害にして、厭魅咒詛・起屍鬼等も還りて本人に箸かん。天に吐唾し向風投灰し其身に還飜するが如し。
 
爾時、帝釈白佛言「世尊よ、 何故名て延命菩薩と曰ふ。み其相云何」。
佛告天帝「 善男子、真善の菩薩は心明圓なるが故に名て如意輪とし、心無罣礙なるが故に名て観自在とし、心無生滅なるが故に名て延命とし、 心無催破なるが故に名て地蔵とし、 心無邊際なるが故に名て大菩薩とし、心無色相なるが故に名て 摩訶薩となす。 汝等信受して心無所別にして忘失せしむる莫れ。
爾時、大地六種に震動し延命菩薩 地より出現す。
  右膝を曲して臂を立て掌をもて耳をうけ、佐膝を申下して手に錫杖を持し、
白佛言「我、毎日晨朝諸定に入り諸地獄に入り離苦せしめ、無佛世界の衆生を度し、今世後世に能く引導す。若し佛滅後の一切男女、我が福を得んと欲せば、不問日凶を問わず、不浄を論ぜず、父母に孝養し、師長に奉事し、言色は常に和に、人民を枉せず、生命を断ぜず、邪淫を犯さず、若は十斎日、若しは六斎日、若しは十八日、若しは二十四日、但だ自心正しくして此の経を轉読し、我名を稱ん者は、我法眼威神力をもっての故に業報を即轉し現果を得せしめ、無間罪を除き、當に菩提を得しむ。我、過去無量劫より来た、諸六道を見るに、一切衆生は法性は同體にして無始無終無異無別なれども無明は異相にして生住異滅なり。是れ得、是れ失。不善念を起し、諸悪業を造り六趣に輪廻す。生生の父母、世世の兄弟、悉く佛道を成ぜしめて後、我成仏せん。若し一人を残せば我成仏せず。 若し此願を知りて二世の所求悉く成ぜざれば者正覚を取じ。」爾時、佛、延命菩薩を讃じたまふ。
 「 善哉 善哉、真善男子、我滅度の後の未来悪世の罪苦衆生を汝に付属す。今世後世、善能く引導し弾指の頃も悪趣に堕さざれ。 況んや無間阿鼻地獄に堕んをや。」
延命菩薩 而白佛言「 世尊よ、慮ばかりたまはざれ。我當に六道衆生を抜済すべし。若し重苦あらば 我れ代りて苦を受けん。若し爾らずんば者不取正覚。
時に世尊、重て偈を以て賛じて曰く、「善哉 善哉、 延命菩薩は有情の親友なり。衆生生ずる時は其身命となり、滅には導師となる。衆生知らざれば短命無福なり。我滅度の後、末法中に於いて國土災起・人王政亂・佗方賊来・刀兵劫起のときは 但だ當に延命菩薩を憶想せよ。今世後世の所求満ぜずんば我が所説の法は是のことわりあることなけん。」
 爾時、三千大千世界 六變震動、文殊師利菩薩・普賢菩薩・金剛蔵菩薩・虚空蔵菩薩・聖観自在菩薩摩訶薩等異口同音に 白佛言「 世尊よ、 未来の衆生 、もし此の経、是の菩薩名を聞かば、我等皆當に是人に随順し、心眼明と作し、 其人の前に現れて所求圓満せん。若し爾らずんば不取正覚。
 爾時、梵王帝釈四大天王、諸天華を雨らして如来を供養し、仏に白言「 世尊よ、 未来の衆生 若し自心正にして是非を枉げず賞罰を捨てず是経を持つ者が此菩薩を念ぜば、我等眷属は是人を 擁護し日夜不離、其國土百由旬内無諸災難ならしむべし。
 其國人民も安穏を得せしめ穀稼成熟所求満足ならしめん。もししからずんば護世と名けず、本覚に還らざらん。
 時に二童子、左右に侍立す。一を掌善と名け、左にありて白色なり。白蓮華を持し法性を調御す。
 一を掌悪と名け、右に在りて赤色なり。金剛杖を持し無明を降伏す。
 佛告大衆 「 汝等當に知るべし、 是の二童子は法性無明を両手両足にす。延命菩薩は中心不動、阿字本體なり。若し衆生ありて是の心を知る者は決定成就す。三毒を即滅し自在力を得て 佛土に生んと 願はば願に随って生まれることを得ん。  
 若し未来世の一切衆生、延命菩薩を恭敬供養し疑惑を生ぜざれば、現世所求皆令満足、後生浄土得無生忍ならん。
 佛説此経已、一切大會心大歓喜、信受奉行。
 佛説 延命地蔵菩薩経」      
 
・読誦用 
「仏説延命地蔵菩薩経 不空三蔵奉詔訳
 
如是我聞にょぜがもん 一時佛いちじぶつ 在佉羅佗山ざいきゃらだせん 
與大比丘衆よだいびくしゅう 萬二千人倶まんにせんにんく  菩薩三萬六千人倶ぼさつさんまんろくせんにんく  一切諸天いっさいしょてん  及龍夜叉人等ぎゅうりゅうやしゃにんぴにんとう 金輪銀輪諸輪王等こんりんごんりんしょりんおうとう 従十方来じゅうじっぽうらい 爾時世尊にじせそん 説是大乗せつぜだいじょう 無依行已むえぎょうい 時有帝釈じうたいしゃく 名無垢生みょうむくしょう 白佛言びゃくぶつごん 世尊せそん 我欲護世がよくごせ  若佛滅後にゃくぶつめつご 法末衆生ほうまつしゅじょう 當何抜済とうがばっさい  佛告帝釈ぶつごうたいしゃく 
  有一菩薩ういちぼさつ 名曰延命地蔵菩薩みょうわつえんめいじぞうぼさつ  毎日晨朝まいにちじんちょう  入於諸定にょうおしょじょう  遊化六道ゆけろくどう 抜苦與楽ばっくよらく 若在三途にゃくざいさんづ 於此菩薩おしぼさつ 見體聞名けんたいもんみょう 生於人天或生浄土しょうおにんてんわくしょうじょうど
  在三善道ざいさんぜんどう 聞其名者得現果報もんごみょうしゃとくげんかほう 後生佛土ごしょうぶつど 何况憶念がきょうおくねん  心眼得開しんげんとくかい  決定成就けつじょうじょうじゅ  亦是菩薩やくぜぼさつ 得十種福 とくじゅしゅふく  
   一者女人泰産いっしゃにょにんたいさん  二者身根具足にしゃしんこんぐそく  三者衆病悉除さんしゃしゅびょうしつじょ 四者寿命長遠ししゃじゅみょうちょうおん 五者聡明智慧ごしゃそうみょうちえ  六者財宝盈溢ろくしゃざいほうよういつ  七者衆人愛嬌しっしゃしゅにんあいきょう 八者穀米成熟はっしゃこくまいじょうじゅく  九者神明加護くしゃしんめいかご  十者證大菩提じっしゃしょうだいぼだい 
  亦除八大怖 ゆくじょはつだいふ  一者 風雨随時いっっしゃふううずいじ   二者 他国不起にしゃたこくふき  三者 自界不叛さんしゃじかいふほん   四者 日月不蝕ししゃにちがつふしょく 五者 星宿不變ごしゃしょうしゅくふへん  六者 鬼神不来ろくしゃきじんふらい  七者 飢渇不發しっしゃけかつふはつ   八者 人民無病はっしゃにんみんむびょう

 佛告帝釈ぶつごうたいしゃく 於未来世おみらいせ 若有衆生にゃくうしゅじょう 受持此経じゅじしきょう 恭敬供養くぎょうくよう 是菩薩者ぜぼさつしゃ
  百由旬内ひゃくゆじゅんない 無諸災患むしょさいげん 悪夢悪相あくむあくそう 諸不吉祥しょふきちしょう 魍魎鬼神もうりょうきじん 鳩槃茶等くはんだとう 永不得便ようふとくべん 天狗土公てんぐどく 太歳神宮だいさいじんぐう 山神木神さんじんもくじん 江海神こうかいじん   水神すいじん 火神かじん 饉餓神きがしん 塚神ちくじん 蛇神咒詛神じゃじんしゅそじん 靈神れいじん 路神ろじん 竈宅神等そうたくじんとう
  若聞此経にゃくもんしきょう 是菩薩名ぜぼさつみょう 吐諸邪気としょじゃけ 自悟本宮じごほんぐう 速證菩提そくしょうぼだい 
  爾時にじ 帝釈たいしゃく  白佛言びゃくぶつごん  世尊  延命菩薩  何化六道得度衆生がけろくどうとくどしゅじょう  佛告ぶつごう帝釈たいしゃく
  善男子ぜんなんし 諸法空寂しょほうくうじゃく 不住生滅ふじゅうしょうめつ 随縁生故ずいえんしょうこ 色身不同しきしんふどう 性欲無量しょうよくむりょう
  普為得度ふいとくど延命菩薩  或現佛身わくげんぶっしん 或現菩薩身わくげんぼさつしん 或現辟支佛身わくげんびゃくしぶつしん 或現 聲聞身わくげんしょうもんしん  或現 梵王身わくげんぼんのうしん 或現 帝釈身わくげんたいしゃくしん 或現 閻魔王身わくげんえんまおうしん 或現 毘沙門身わくげんびしゃもんしん 或現 日月身わくげんにちがちしん  或現 五星身わくげんごしょうしん 或現 七星身わくげんしっしょうしん 或現 九星身わくげんくしょうしん 或現 轉輪聖王身わくげんてんりんじょうおうしん  或現 諸小王身わくげんしょしょうおうしん 或現 長者身わくげんちょうじゃしん 或現 居士身わくげんこじしん 或現 宰官身わくげんさいかんしん 或現 婦女身わくげんふにょしん 或現わくげん 比丘びく 比丘尼びくに 優婆塞うばそく 優婆夷身うばいしん 或現 天龍わくげんてんりゅう 夜叉やしゃ 人等身にんぴにんとうしん 
  或現 醫王身わくげんいおうしん 或現 薬草身わくげんやくそうしん 或現 商人身わくげんしょうにんしん 或現 農人身わくげんのうにんしん 或現 象王身わくげんぞうおうしん  或現 師子王身わくげんししおうしん 或現 牛王身わくげんごおうしん 或現 馬形身わくげんめぎょうしん 或現 大地形わくげんだいじぎょう 或現 山王形わくげんさんのうぎょう 或現 大海形わくげんだいかいぎょう 三界所有さんがいしょう 四生五形ししょうごぎょう 無所不變むしょふへん 延命菩薩えんめいぼさつ 
  如是法身自體遍故にょぜほっしんじたいへんこ 現種種身げんしゅじゅしん 遊化六道ゆけろくどう 度脱衆生どだつしゅじょう 能以一善のういいちぜん
  破三界有はさんがいう 悉以心善しついしんぜん 未来衆生みらいしゅじょう 不能發心ふのうほっしん 但當一心たんとういっしん   禮拝供養延命菩薩らいはいくようえんめいぼさつ  刀杖不加とうじょうふか 毒不能害どくふのうがい  厭魅咒詛えんみしゅそ 起屍鬼等きしきとう 還箸本人げんじゃくほんにん 如天吐唾にょてんとだ 向風投灰こうふうとうけ 還飜其身げんほんごしん  爾時帝釈にじたいしゃく 白佛言世尊びゃくぶつごんせそん 何故名曰がこみょうわつ 延命菩薩えんめいぼさつ 其相云何ごそううんが 佛告天帝ぶつごうてんてい 
 善男子ぜんなんし真善菩薩しんぜんぼさつ  心明圓しんみょうえん  故名こみょう 如意輪にょいりん 心無罣礙 しんむけげ 故名観自在ごみょうかんじざい 心無生滅しんむしょうめつ故名延命ごみょうえんめい 心無催破しんむざいは  故名地蔵ごみょうじぞう 心無邊際しんむへんさい 故名ごみょう大菩薩だいぼさつ 心無色相しんむしきそう  故名 摩訶薩ごみょうまかさつ 汝等信受にょとうしんじゅ  心無所別しんむしょべつ 莫令忘失まくきゅうもうしつ 爾時大地六種震動にじだいちろくしゅしんどう 延命菩薩  従地出現じゅうちしゅつげん 右膝曲立うしつごくりゅう 臂掌承耳ひしょうしょうに 佐膝申下さしつしんげ 手持錫杖しゅじしゃくじょう  白佛言びゃくぶつごん 我毎日晨朝がまいにちじんちょう  入諸定にゅうしょじょう 入諸地獄にゅうしょじごく 令離苦無佛世界りょうりくぬぶつせかい   度衆生どしゅじょう
 今世後世こんぜごせ 能引導のういんどう 若佛滅後にゃくぶつめつご 一切男女いっさいなんにょ 欲得我福よくとくがふく 不問日凶ふもんにっきょう 不論不浄ふろんふじょう 孝養父母こうようぶも 奉事師長ぶじしちょう 言色常和ごんしきじょうわ 
 不枉人民ふおうにんみん 不断生命ふだんしょうみょう 不犯邪淫ふぼんじゃいん 
 若十斎日にゃくじゅうさいにち 若六斎日にゃくろくさいにち 若十八日にゃくじゅうはちにち 若二十四日にゃくにじゅうしにち 但自心正たんじしんしょう 
 轉読此経てんどくしきょう 稱我名者しょうがみょうしゃ 我以法眼がいほうげん 威神力故いじんりきこ 即轉業報そくてんごうほう 令得現果りょうとくげんか
 除無間罪じょむげんざい 當得菩提とうとくぼだい 我従過去がじゅうかこ 無量劫来むりょうこうらい 見諸六道けんしょろくどう  一切衆生いっさいしゅじょう
  法性同體無始無終ほうしょうどうたいむしむしゅう 無異無別むいむべつ 無明異相むみょういそう 生住異滅しょうじゅういめつ 是得是失ぜとくぜしつ 
 起不善念きふぜんねん 造諸悪業ぞうしょあくごう 輪廻六趣りんねろくしゅ 生生父母しょうじょうふも 世世兄弟せぜきょうだい 
 悉成佛道しつじょうぶつどう 後我成仏ごがじょうぶつ 若残一人にゃくざんいちにん 我不成仏がふじょうぶつ 若知此願にゃくちしがん 二世所求にせしょぐ 悉不成者しつふじょうしゃ 不取正覚ふしゅしょうがく  爾時佛賛にじぶっさん 延命菩薩
  善哉 善哉ぜんざい ぜんざい 真善男子しんぜんなんし 我滅度後がめつどご 未来悪世みらいあくせ 罪苦衆生ざいくしゅじょう 付属於汝ふぞくおにょ 
 今世後世こんぜごせ 善能引導ぜんのういんどう 弾指之頃たんじしきょう 不堕悪趣ふだあくしゅ  況堕無間阿鼻地獄きょうだむけんあびじごく 
 延命菩薩 而白佛言にびゃくぶつごん 世尊不慮せそんふりょ  我當抜済がとうばっさい六道衆生ろくどうしゅじょう 若有重苦にゃくうじゅうく 我代受苦がだいじゅく
 若不爾者にゃくふにしゃ 不取正覚ふしゅしょうかく 時世尊じせそん 重以偈賛曰じゅういげさんわつ
 善哉 善哉ぜんざい ぜんざい  延命菩薩えんめいぼさつ  有情親友うじょうしんう  衆生生時しゅじょうしょうじ  爲其身命いごしんみょう
 滅爲導師めついどうし   衆生不知しゅじょうふち   短命無福たんめいむふく   我滅度後がめつどご    於末法中おまつほうちゅう 
 國土災起こくどさいき   人王政亂にんのうしょうらん  佗方賊来たほうぞくらい  刀兵劫起とうびょうこうき    但當憶想たんとうおくそう
 延命菩薩えんめいぼさつ   今世後世こんぜごせ    所求不満しょぐふまん   我所説法がしょせっぽう    無有是處むうぜしょ
 
 爾時三千大千世界にじさんぜんだいせんせかい六變震動ろくへんしんどう 
 文殊師利菩薩もんじゅしりぼさつ 普賢菩薩ふげんぼさつ  金剛蔵菩薩こんごうぞうぼさつ  虚空蔵菩薩こくうぞうぼさつ  聖観自在菩薩摩訶薩等しょうかんじざいぼさつまかさつとう異口同音いくどうおん而白佛言にびゃくぶつごん 世尊 未来衆生 若聞此経にゃくもんしきょう 是菩薩名ぜぼさつみょう 我等皆當がとうかいとう 
 随順是人ずいじゅんぜにん 作心眼明さしんげんみょう 現其人前げんごにんぜん 所求圓満しょぐえんまん 若不爾者にゃくぶにしゃ 不取正覚ふしゅしょうかく
 爾時梵王帝釈にじぼんのうたいしゃく 四大天王しだいてんおう 雨諸天華うしょてんげ 供養如来くようにょらい  白佛言びゃくぶつごん 
 世尊 未来衆生せそんみらいしゅじょう 若自心正にゃくじしんしょう  不枉是非ふおうぜひ  不捨賞罰ふしゃしょうばつ  持是経者じぜきょうしゃ  念此菩薩ねんしぼさつ 我等眷属がとうけんぞく  擁護是人ようごぜにん 不離日夜ふりにちや 令其國土りょうごこくど 百由旬内ひゃくゆじゅんない 無諸災難むしょさいなん
 其國人民ごこくにんみん 令得安穏れいとくあんのん穀稼成熟こくけじょうじゅく所求満足しょぐまんぞく若不爾者にゃくふにしゃ 不名護世ふみょうごせ 不還本覚ふげんほんかく 
 時二童子じにどうじ 侍立左右じりつさう 一名掌善いちみょうしょうぜん 在左白色ざいさびゃくしき 持白蓮華じびゃくれんげ 調御法性ちょうごほうしょう
 一名掌悪いちみょうしょうあく  在右赤色ざいうしゃくしき  持金剛杖じこんごうしょ  降伏無明ごうふくむみょう
 佛告大衆 ぶつごうたいしゅ 汝等當知にょとうとうち  是二童子ぜにどうじ 法性無明ほっしょうむみょう 両手両足りょうしゅりょうそく 延命菩薩えんめいぼさつ
 中心不動ちゅうしんふどう  阿字本體あじほんたい  若有衆生にゃくうしゅじょう  知是心者ちぜしんしゃ  決定成就けつじょうじょうじゅ 
 即滅三毒そくめつさんどく  得自在力とくじざいりき  願生佛土がんしょうぶつど  随願得生ずいがんとくしょう 
 若未来世にゃくみらいせ   一切衆生  恭敬供養くぎょうくよう  延命菩薩えんめいぼさつ
 不生疑惑ふしょうぎわく  現世所求げんせしょぐ  皆令満足かいれいまんぞく  後生浄土ごしょうじょうど  得無生忍とくむしょうにん
 佛説此経已ぶっせつしきょうい  一切大會いっさいだいえ  心大歓喜しんだいかんぎ  信受奉行しんじゅぶぎょう
 佛説 延命地蔵菩薩経ぶっせつ えんめいじぞうぼさつきょう 
   
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