福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

黒谷和讃

2013-09-28 | 諸経
「帰命頂礼黒谷の 円光大師の教えには

人間わずか五十年 花に譬えば朝顔の

露よりもろき身をもちて なぜに後生を願わぬぞ 

たとえうき世を永らえて 楽しむ心にまかすとも

老いも若きも妻も子も 後れ先立つ世のならい

花も紅葉もひとさかり 思えば吾らもひとさかり

十や十五のつぼみ花 十九(つず)や二十(はたち)の花盛り

世帯ざかりの人々も たちまち頓死をするもあり

今宵枕をかたむけて 朝に笑いし幼子も

暮れには煙となるもあり 哀れはかなき吾等かな

娑婆は日に日に遠ざかり 死するは歳々ちかずきて

今日は他人の葬礼し 明日は吾身も計られず

これをおもえばみなひとは 親子兄弟夫婦とも

先立つ人の追善し 念仏唱えて信ずべし

あら有難や阿弥陀仏 南無阿弥陀仏阿弥陀仏

諸行無常 是生滅法 生滅滅己 寂滅為楽(涅槃経)」
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