福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

福聚講 今日の言葉  

2011-12-02 | 法話
「掌の中の無限」(マチウ・リカール(分子生物学者にしてチベット仏教僧侶)とチン・スアン・トアン(ヴァージニア大教授(天体物理学)共著)のなかから

「・・・宇宙のすべての現象を記述することの出来るこの究極の理論は「超ひも理論」と呼ばれています。この理論によれば粒子というのは基本的要素ではなくて無限に小さなひもの振動なのです。その長さは10のマイナス33乗センチメートル・・・粒子はもはや固有の存在をもたない、なぜなら同一のひもが違う振動数で振動する、その振動の仕方でいくつもの顔をみせるからです。ひもはある振動の仕方では光子として現れます。振動の仕方を変えると今度は重力子の衣をまとうのです。・・・ひもは基本的存在としてのクオークにとってかわるけれど、実験の条件によって波に見えたり、ひもに見えたりするはずです。・・でも隠れた次元ももっています、この理論のあるバージョンではひもは10次元の宇宙にある、つまり9の空間次元と1の時間次元。又別のバージョンでは宇宙には26の次元がある、25の空間次元と1つの時間次元。・・・粒子がその内在的な実質を失いその代わりにひもが現れたということでしょう。」
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 正岡子規の「糸瓜(へちま)... | トップ | 福聚講 今日の言葉   »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

法話」カテゴリの最新記事