今日大同元年十月二十二日は大師が唐より大宰府に御到着になり「新請来経等目録」を朝廷に出された日です。「御請来目録」に「・・・それおもんみれば鳳凰干飛するときは必ず堯舜を窺る。仏法の行蔵は時を遂うて券叙す。今すなわち一百余部の金剛乗経、両部大曼荼羅海会、請来して見到せり。波涛漢にそそぎ、風雨舟を漂わすというといえども、かの鯨海を越えて平らかに聖境に達す。これすなわち聖力のよくするところなり。…空海闕期の罪、死して余りありといえども竊に喜ぶ、得難きの法を生きて請来せることを、一懼一喜の至りにたえず。謹んで判官六位上行太宰の大監高階真人遠成に附して奉表以聞す。ならびに請来新訳の経等の目録一巻を且つもって奉進す。軽々しく威厳をけがして伏して戦越を増す。沙門空海誠恐誠惶謹言
大同元年十月二十二日
入唐学法沙門空海上表・・」(大同元年は八〇六年で大師三三歳の御時です)
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