今日12日は成田山開山忌です。成田山は寛朝僧正により開基されました。以下密教辞典等によります。
「寛朝は916年(延喜16年)生まれ、998年7月13日(長徳4年6月12日)没。平安時代中期の真言僧。祖父の宇多法皇のもとで出家。仁和寺寛空より伝法灌頂を受け、仁和寺別当を経て、東寺三長者・東大寺・西寺別当を兼ね、天元四年981東寺長者。989年(永祚元年)10月26日円融天皇の命により広沢湖畔に遍照寺を建立。野沢二流の一方、廣澤流の起こりとなる。天慶三年940には平将門の乱平定の護摩を成田公津に厳修し平定、朱雀天皇より神護新勝寺の号を受け勅願所となる。天元四年981に宮中に五壇法を修したとき生身の不動明王が顕現されたと伝わる。寛和元年985円融太上皇落飾の戎師、永祚元年989東寺灌頂院で円融法皇に両部灌頂を授ける。弟子に深覚・雅慶・済深・覚縁・朝寿・清寿等。」