福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

角田さんの「江戸33観音東京10社巡拝記」5/5

2015-11-23 | 開催報告/巡礼記録
5、11月8日午後1時、同寺の近くにあった「神楽坂の毘沙門さま」の善国寺により、お参りしました。
善国寺の毘沙門天は、江戸の三毘沙門と呼ばれ、多くの参詣者を集めています。正月、五月、九月の初寅の日に、毘沙門天を開帳しています。
こうして、この日の巡拝行は、無事終わりました。この頃には、雨も止んだようでした。
この日は、金乗院・放生寺・安養寺ともに、戦火に見舞われ、戦後再興された寺院であるため、格式高い、木造建築の建造物による古式豊かな風格を持つ寺院とは、異なって、簡素機能的な鉄筋の建造物による寺院でしたが、東京都内の寺院は、都市の近代化と戦火の影響を受けて、必然的に、近代化の波に洗われ、近代様式の寺院にならざるを得ない運命があるのでしょう。
寺院の建物は変われども、ご本尊は、大切に温存されています。仏変われども魂は変わらずというところでしょうか。
この間、巡拝中には、終始、神仏に願いをかけ、祈りを捧げているのですが、神仏は、果たして、願いを聞き留めてくださっているのだろうかという疑問に、 取り付かれていました。お護摩の加持祈祷のときに、職衆の僧侶達が、当病平癒・心願成就・合格成就・商売繁盛等々、願い事をお唱えしていますが、お唱えするだけでなく、本当に成就していただきたい。成就できないことが殆どではないでしょうか?そんな時は、どの様にして、失望落胆を抑えればいいのでしょうか?お百度修行も試みているのですが・・。(講元より、般若心経にも「能救世間苦」とあり、観音経にもあらゆる苦悩が救われるとあります。また実際講元自身も無数のお助けを頂いています。松田京子さんもこのブログで救われた体験談を書いています。なんども同じことを言いますが「救い」はあります。)
フランス・パリで、未曾有のテロ事件が発生しました。イスラムISによる大量殺人事件でしたが、こうした凶暴な事件を、この世からなくさなければなりません。いまこそ、神仏が、その本領を発揮する必要があるのではないでしょうか?(講元、「神仏」とは自分自身のことです。白隠さんも「観世音とは汝自身なり」と喝破されています。)まだ、信心の薄い私は、自分の小さなお願いも、全世界の大きなお願い事も同じように、神仏にお祈りして、助けを求めているのです。神さま、仏さま、この哀れなわたしを助けてください!!お願いいたします!!(角田記)
お詫びと訂正。先月10月の巡拝行記録の中で、講員のTさんの、お能のお話しをご紹介しましたなかで、Tさんの習っている謡曲の流派を「喜多流」と書きましたが、「観世流」の間違いでした。訂正して、お詫びいたします。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 中国の正体 | トップ | 四国88カ所お遍路の旅 その六 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

開催報告/巡礼記録」カテゴリの最新記事