福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

心がいろいろなことを考えて不安で休まらない。鬱病といわれています。どうすればいいのでしょうか?

2012-02-10 | Q&A
Q,心がいろいろなことを考えて不安で休まらない。鬱病といわれています。どうすればいいのでしょうか?

A,自分自身もどうしてこんなにマイナス思考がでてくるのかと思う時がありますがこういうときは心が自己中心的思考に陥っている場合が多いことを最近発見しました。自分や家族などの狭い範囲の幸せのみをかんがえているときにこういう不安がでてくるようです。

お大師様は心が迷って不安でしょうがないのは魔に魅入られているからであり大いなる慈悲心をおこせば魔は逃げ出すとおっしゃっています。(「四魔現前すれば、すなわち大慈三昧にいり、四魔等を恐怖し降伏す。「吽字義」」)。

蘊魔(肉体を持っているために迷う魔)煩悩魔(愚かさのために迷う魔)死魔(死を恐れ、死を願う魔)天子魔(善事をねたみ害そうと外からくる魔)を四魔といいます。

これらの四つの魔に魅入られて心がおかしくなるのですがそのときはおおいなる慈しみの心をおこすと魔を心底恐れさせて降参させてしまう。つまり心 がおかしくなりかけたときは他者に対する慈しみの心で一杯にすれば魔は逃げていくといわれています。いつも他人の幸せを願うという心の癖をつけることができれば安心がえられるのではないでしょうか。

以前護国寺で鬱病の人の相談を受けて同じことを言いましたがそのあと護国寺の一口地蔵様(1つのことだけねがいをきいてくださるとされています)の前でその鬱病のひとは「すべての人が幸せになれますように」とおいのりしました。感動しました。このひとの病気はその後なおりました。
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