五輪九字明祕密釋・・18
(念誦三昧)
若し念誦する時は、若し金剛界ならば身は金剛波羅蜜定に入って彼の尊となる。此れ即ち化身の體也。若し胎藏ならば、身は文殊定に入れ。謂く本尊を化身となす也。自他冥會す。是れ不壞の法身也。
(六腑と六尊)
膽は果位には名ずけて降三世となす。大膓は果位には名ずけて軍荼利となす。膀胱は果位には名ずけて焔鬘徳迦(えんまんとくきゃ、大威徳明王)となす。小膓は果位には名ずけて金剛夜叉となす。胃は果位には名ずけて不動となす。三膲(さんしょう)は果位には名ずけて普賢となす。
(即身成仏の人証)
嵯峨天王の仰せに云はく、「眞言宗の即身成佛、其證何くにか在る。」謹惶して弟子(大師)、五藏三摩地觀に入る。忽然として出家の頭上において五佛の寶冠を現じ肉身の五體において五色の光明を放つ。爾之時に当たって、一人(嵯峨天皇)席を起ち萬民禮をなす。諸宗旗を靡びかし皇后衣を送る。故に五藏の三摩地は祕の中の祕、座を立たずして三摩地現前の説、唯だ彌應よ仰信すべきのみ。
五藏神形(略)
(念誦三昧)
若し念誦する時は、若し金剛界ならば身は金剛波羅蜜定に入って彼の尊となる。此れ即ち化身の體也。若し胎藏ならば、身は文殊定に入れ。謂く本尊を化身となす也。自他冥會す。是れ不壞の法身也。
(六腑と六尊)
膽は果位には名ずけて降三世となす。大膓は果位には名ずけて軍荼利となす。膀胱は果位には名ずけて焔鬘徳迦(えんまんとくきゃ、大威徳明王)となす。小膓は果位には名ずけて金剛夜叉となす。胃は果位には名ずけて不動となす。三膲(さんしょう)は果位には名ずけて普賢となす。
(即身成仏の人証)
嵯峨天王の仰せに云はく、「眞言宗の即身成佛、其證何くにか在る。」謹惶して弟子(大師)、五藏三摩地觀に入る。忽然として出家の頭上において五佛の寶冠を現じ肉身の五體において五色の光明を放つ。爾之時に当たって、一人(嵯峨天皇)席を起ち萬民禮をなす。諸宗旗を靡びかし皇后衣を送る。故に五藏の三摩地は祕の中の祕、座を立たずして三摩地現前の説、唯だ彌應よ仰信すべきのみ。
五藏神形(略)