福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

十八日は聖観世音菩薩、鬼子母神、小比叡権現、潮沫と野原の日。

2021-07-18 | 法話

十八日は聖観世音菩薩、鬼子母神、小比叡権現、潮沫と野原の日。
・聖観世音菩薩(「三十日秘仏」)。観音経抄に曰「機感相と応の始と末を観察するを観と号し、観るところの境界を世音と称す」と。」(観音菩薩は衆生が救いを求めると直ちに救済する菩薩で、密教では胎蔵界の中台八葉院・蓮華院・釈迦院に位置する。
観音様は般若心経の最初に出てきますし、観音経もよく読まれます。このなかで「一心称名。観世音菩薩。即時観其音声。皆得解脱」とありますように観音様は衆生の苦悩を自在に見抜き救っていただけるので観自在ともいわれます。講でよく参拝する護国寺の本堂には観音様の三十三の変化のお姿があります。私も観音様を拝み続けてありがたいおかげを次々と頂きました。ほんとうにやさしい有り難い仏様です。)
・また8のつく日は鬼子母神様の縁日ともされます。鬼子母神は安産、子育ての神として祀られ、日本でも密教の盛行に伴い、小児の息災や福徳を求めて、鬼子母神を本尊とする訶梨帝母法が修せられたりしています。ご真言は「オン・ドドマリ・ギャキティ・ソワカ。」
・小比叡権現 (禁闕守護の三十番神「江州・山王七社第二宮 本地薬師。『佛神霊像図彙』)(神道集には「高座天王は近江国の鎮守で、比叡山守護の大霊験である。 この神は昔から比叡山に住していたが、伝教大師が比叡山で一乗円宗(天台宗)をお弘めになった時、山王権現として顕現した。・・二十一社の内、上七社は以下の通りである。一宮は大宮法宿権現(大比叡権現)、本地は大恩教主釈迦牟尼如来である。二宮は地主権現(小比叡権現)、今の高座天王である。本地は薬師如来である。・・」)
・潮沫と野原(我が国守護の三十番神)日本書紀に「・・即ち、対馬嶋、壹岐嶋及び処処の小嶋は、皆是れ潮の沫の凝りて成れる者矣。」「野原」については不明。

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