福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

大乘入楞伽經(實叉難陀譯)斷食肉品第八(全)・・2/6

2021-06-12 | 諸経

大乘入楞伽經(實叉難陀譯)斷食肉品第八(全)・・2/6
大慧。夫れ食肉の者は、身體臭穢にして惡名流布す。賢聖善人は用いて親狎せず。是故に菩薩は應に肉食すべからず。大慧。夫れ血肉は衆仙の棄るところにして群聖は食ず。是故に菩薩應に肉食すべからず。大慧。菩薩は衆生の信心を護らんがために佛法において譏謗を生じざらしむ。慈愍を以ての故に應に食肉すべからず。大慧。若我弟子にして肉を噉食せば、諸の世人をして悉く譏謗を懐きて是の言をなさしむ、『云何ぞ沙門の淨行を修する人にして天仙の所食の味を棄捨して惡獸の如く食肉し滿腹して世間を遊行し、諸の衆生をして悉く驚怖を懐かしめ、清淨行を壊し沙門道を失はしむるをや』と。是故に當に知るべし食肉は佛法の中の調伏行にあらず。菩薩は慈愍して衆生を護り如是の心を生ぜざらしめんがために、應に食肉すべからず。大慧。人肉を焼けば其氣臭穢なるがごとく餘肉を焼くも等しうして無差別なり。云何んが中において有食不食ならんや。是故に一切の清淨をねがう者は應に食肉すべからず。大慧。諸善男子の塚間樹下、阿蘭若の處において寂靜に修行するものにして、或は慈心に住し、或は呪術を持し、或は解脱を求め、或は大乘におもむかんに、食肉の故に一切障礙せられて成就することを得ず。是故に菩薩は自他を利せんと欲せば應に食肉すべからず。


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