福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

善財童子の訪問者と教え(華厳経入法界品)32

2019-10-02 | 諸経
善財童子の訪問者と教え(華厳経入法界品)32
丗一番目、閻浮提内の摩竭提国  安住道場地神
摩竭提国には一切の菩薩を守護する安住道場地神がおられ【不可壞藏法門(壊されない智慧の法門)】』を成就し「然燈佛以来常に菩薩を護ってきた。菩薩の一切の考え・智慧・行・三昧などすべてが分かる。」という。

「善男子、我已に菩薩の【不可壞藏法門】を成就せり。我然燈佛より來た、常に菩薩を護り、菩薩行を修習して深く智慧の境界に入り、其の源底を盡し、大願成滿して菩薩行を清め、菩薩の一切の通明を出生し、菩薩の諸力功徳を具足し、菩薩不可壞の法を成就して諸佛刹に遊び、一切佛の授記したまう所の法を聞きて一切の法輪を轉じ、一切の修多羅の法雲を転じ、大法の光明を以て衆生を教化し、諸佛の自在神力を受持せり・・・」
これは菩薩五十二位の下から丗番目、十廻向の下から十番目つまり一番上ということで華厳五十五所絵巻でも「第十法界無量廻向」としています。法界無量廻向とは、無量の善根を法界に回向する位。
拝みこんでいる神社仏閣には必ず護法善神がおられると感じます、この安住道場地神にあたるのでしょうか。
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