「木絵二像開眼之事」に曰「法華をさとれる智者、死骨を供養せば生身即法身。これを即身成仏という。さりぬる魂をとりかえして死骨に入れて彼の魂を変じて佛意となす。成仏これなり。
即身の二字は色法、成仏の二字は心法。死人の色心を変じて無始の妙境妙智となす。これ即ち即身成仏なり。
ゆえに法華経にいわく「所為諸法、如是相、(死人の身)、如是性(死人の心)如是体(死人の色心等)」と云々。
またいわく「深く罪福の相を達してあまねく十方を照らしたもう。微妙の浄き法身、相を具せること三十二」云々」
(法華経の修行者が死人の骨に供養したならば死人の骨は即身成仏する。死して身体からはなれた魂を遺骨に引き戻して供養すれば遺骨に宿った魂は成仏る。・・・故人の身体や心を法華経のなかに包含することにより仏の悟りの世界に導き仏の働きをさせるこのことを即身成仏という。・・・」
即身の二字は色法、成仏の二字は心法。死人の色心を変じて無始の妙境妙智となす。これ即ち即身成仏なり。
ゆえに法華経にいわく「所為諸法、如是相、(死人の身)、如是性(死人の心)如是体(死人の色心等)」と云々。
またいわく「深く罪福の相を達してあまねく十方を照らしたもう。微妙の浄き法身、相を具せること三十二」云々」
(法華経の修行者が死人の骨に供養したならば死人の骨は即身成仏する。死して身体からはなれた魂を遺骨に引き戻して供養すれば遺骨に宿った魂は成仏る。・・・故人の身体や心を法華経のなかに包含することにより仏の悟りの世界に導き仏の働きをさせるこのことを即身成仏という。・・・」